内容説明
見知らぬ土地で一人、サリーは困り果てていた。ようやくコンパニオンの勤め口を見つけて赴いた矢先、雇い主の老婦人が亡くなったと知らされたのだ。馬車の運賃を払った今、乏しい蓄えは底をつき、宿代もない。途方に暮れたサリーは最後の銀貨を握りしめて紅茶を頼んだ…するとサリーの様子に気づいたとある紳士が声をかけてきた。彼、海軍提督チャールズ卿はサリーの話を聞くと、驚くべきことを申し出た―彼との結婚を。
著者等紹介
ケリー,カーラ[ケリー,カーラ] [Kelly,Carla]
大学でラテン・アメリカの歴史を学ぶ。歴史的な興味から、西部開拓時代を舞台にした短編を執筆したのち、英国摂政期のロマンスを手がける。執筆活動の傍ら、今も歴史の研究を続けている。RITA賞を2回受賞するなど、権威ある賞の受賞歴も多数。さまざまな階級の人々の暮らしを温かな目線で描き、圧倒的な支持を得ている。大学教授を引退した夫とともにアメリカのユタ州に暮らす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 電子書籍
- 薄闇シルエット 角川文庫