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内容説明
本書は、“粒子と反粒子が実は完全に対等な存在ではない”ことを示すこの現象に、一般書としては初めて核心をつく解説を与え、それが宇宙の物質優位の問題にどうつながっていくかを平易明快に語るものである。
目次
第1章 反粒子
第2章 K中間子とCP対称性の破れの発見
第3章 標準理論の相互作用
第4章 クォークのフレーバーとCP対称性の破れ
第5章 Bファクトリー
第6章 宇宙はなぜ物質でできているか
1 ~ 2件/全2件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kaizen@名古屋de朝活読書会
16
#感想歌 反物質仮説検定数学と実験結果の合成解明 p.s. 素粒子論において、反物質の存在と、6つのクウォークに関する理論は、数学的素養がないと理解できないとされていた。本書は、数学的な理解を助ける意味と、数学的な理解ができなくても反物質の考え方を理解できるようにする2つの方向性を持っている。現実は、数学的な美しさを保てないように見える反面、現実を数学的に美しく描写できる側面もある。その究極の理論が、反物質かもしれない。 2017/09/18
塩崎ツトム
13
ノーベル賞を取った小林誠先生の本。新しい粒子が発見される度に変数やら場やら色やらフレーバーやらが増えていく。数式も多いが話についていくための用語も多すぎやしないか。2024/05/17
がりがり君
6
よし、これ読んだら消えた反物質を読むぞって思ってたら読んでた。そのくらい興味をかき立てられた。惜しむらくはこのテーマを扱った類書が少ないことだろう。物理は物理でもマニアックすぎる笑2016/11/01
takejin
3
量子力学を扱う本にしては、大変読みやすい。数式もほとんど出てきません。でも、わからない。現在の宇宙が出来上がる、ほんのちょっとのほころびを説明してくれているんだけど、よくわからないな。一般人と小林先生の間のギャップというのは、大変深いのではないだろうか。2010/08/26
ちば
1
興味本位で読んでみたらほとんど理解できなかった;; やっぱりちゃんと勉強しないとダメですね。 2019/04/28