出版社内容情報
領民を救うため、望まぬ相手との婚姻を控えたミュリエル。結婚式の前夜、ギルフォード王子はある取引をもちかける。「私と一夜を共にするか?」秘かに想いを寄せていた彼からの申し出に抗えず、ミュリエルは刻むように与えられる熱情と甘い愛撫に身も心も溺れていく。たとえ、花嫁になる前に純潔を失うという汚名を着ることになっても……。
市尾彩佳[イチオサイカ]
緒笠原くえん[オガサワラクエン]
内容説明
領民を救うため、望まぬ相手との婚姻を控えたミュリエル。結婚式の前夜、ギルフォード王子はある取引をもちかける。「私と一夜を共にするか?」秘かに想いを寄せていた彼からの申し出に抗えず、ミュリエルは刻むように与えられる熱情と甘い愛撫に身も心も溺れていく。たとえ、花嫁になる前に純潔を失うという汚名を着ることになっても…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
六花
5
ヒーローは第2王子。ヒロインは男爵令嬢。身分差も誤解されてもひたすら耐えるヒロインも好きなのだけどなぁ…。回想シーンを交えてヒーローと旅する前半は面白かった。ヒーローと離れてからの展開がなんか変?無駄に耐えまくってる気がする。罪悪感を覚えなくてもいい相手にまで耐えとる。うーん、オーソドックスで悪くはないんだけど、キュンがなかったなぁ…(´-ω-`) 2017/05/29
sweet""
4
レビューを見て話がきちんとしているのかなと思い手に取ってみたが、話もキャラも、ともかく悪く取られないよう気を配ったのねという感じ。何かが起こる→その言い訳というのを終始読んでいるような印象で高揚感が全然なかった。話もそうだが、ヒロインがいい子ちゃんすぎて…最初にあれだけ大胆な事をしたのだから激情的な所もあるだろうし、もっと魅力的にできたはず。作家さんが後書きで「このジャンルが初めてで勝手がわからず幾度も指導を受け…」的なことを書いてて、手を入れてるうちに自分の色が無くなっちゃったのかなと思った。2016/09/18
さつき
3
表紙買い。政略結婚の動機も弱いし、ヒロインが恋心を封印した理由も政略結婚への覚悟も中途半端。で、あっさり一発→トントン拍子に解決→最初からヒーロー頼ればよかったんじゃ?と。絵は素敵だった。2017/05/01
加那
3
主人公は最後の最後まで、怯えて目を逸らしているだけで、凄く腹が立って、これ主人公にしちゃダメでしょう(T ^ T)とおもった。ので、流し読み。最後、事件解決後、まだグジグジ言うか!と本を投げたくなった☆で、王も変だが、主人公の父と兄も変。主人公付きの侍女。一番最初の。襲われたって言ってるのに、批難するあれも変。そっちへ無理矢理作者が持って行こうとしている歪みが端的に出てる。もっと自然な流れで物語を作って欲しいかな。2016/08/20
千桜姫
2
面白かったです。ヒロインがブレてないし。よくブレたり、落ちるの早っ!と思うヒロインはよくあるですものね、このジャンル。その中で、最後まで貫くのは珍しいかと。ヒーローがヒロインに惹かれた理由や経緯も納得。そんな中、ヒーローの兄夫婦の馴れ初めが気になるのですが。2016/07/24