内容説明
19世紀のイギリス。知性と思慮深さを備え、自制心の強い姉エリナーは、控えめだが誠実な青年エドワードと静かな愛を育んでいた。一方、華やかな容貌と多感な性格を持ち合わせた妹マリアンは、10歳年上の実直なブランドン大佐から思いを寄せられていたが、散歩の途中で出会った若々しく情熱的な青年ウィロビーと恋に落ちる。やがて次々と発覚する意外な事実が、二組の恋人たちを波乱へと巻き込んでゆく。分別を持つがゆえに愛を抑えようとするエリナーと、感情のままに愛をぶつけるマリアン。対照的な姉妹が互いを見守りながらたどり着いた愛と結婚の真理とは。
著者等紹介
オースティン,ジェイン[オースティン,ジェイン][Austen,Jane]
1775~1817。ハンプシャーのスティーブントンで生まれる。8歳のときからオックスフォードやレディングの寄宿学校で教育を受け、そのあいだに多くの文学作品とふれあったという。当時にしては充実した教育を受けたジェインは14歳ごろから小説を書きはじめる
日向由美[ヒナタユミ]
宮崎県生まれ。英国ニューカッスル大学英語教育法修士課程修了。英語講師の仕事を経て翻訳の道に入る。ハーレクイン社のシリーズロマンスでも活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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