出版社内容情報
・ 過去40年で、アメリカ人の1%の最富裕層は総計21兆ドルの富を獲得した。一方、下半分の層の資産は9000億ドル減少した。
・ 最も豊かな10人の超大富豪の財産を合計すると、最も貧しい85カ国の経済規模を上回る。
・ ダボスマンは、世界各地の租税回避地(タックス・ヘイブン)に約7兆6000億ドルを秘蔵しており、これは全世界の家計収入総額の8%に達する。その大半は未申告で、各国税務当局の手が及ばない。
パンデミック後の新しい時代に得るべき知見が満載の、経済ノンフィクション!
内容説明
「ダボスマン」=スイスのダボスで例年行われる世界経済フォーラム総会(通称ダボス会議)に集う、名だたる億万長者たちの呼称。ダボスマンは、世界各地の租税回避地に約7兆6000億ドルを秘蔵しており、これは全世界の家計収入総額の8%に達する。その大半は未申告で、各国税務当局の手が及ばない。パンデミック後の新しい時代に得るべき知見が満載の経済ノンフィクション!
目次
プロローグ ダボスマンが世界のルールを作る
第1部 地球規模の略奪者(ダボスマンとその生息地;グローバル化に毒を盛ったダボスマン;ダボスマンの先祖たち ほか)
第2部 パンデミックでも勝ち組(ダボスマンは医療もぶち壊す;ダボスマンは非常事態を見過ごさない;年金を食い物にしたダボスマン ほか)
第3部 歴史を再起動するとき(バイデン、ダボスマンの地位をリセットする;ダボスマンをバイパスする方法;ベーシックインカムはダボスマンを駆逐するか ほか)
ダボスの魔法が解けた世界へ
著者等紹介
グッドマン,ピーター・S.[グッドマン,ピーターS.] [Goodman,Peter S.]
ニューヨーク・タイムズ紙のグローバル経済担当記者。ワシントン・ポスト紙でテクノロジー担当記者、アジア経済特派員・上海支局長として活躍後、ニューヨーク・タイムズに移籍。世界金融危機に関する報道でリーダーシップを執り、そのシリーズ記事がピュリッツァー賞の最終選考に選ばれた。ジェラルド・ローブ賞をはじめ数々の受賞歴を誇る。リード大学卒業、カリフォルニア大学バークレー校でベトナム史の修士号取得
梅原季哉[ウメハラトシヤ]
ジャーナリスト。朝日新聞に2021年まで在籍し、ブリュッセル、ウィーン、ワシントン特派員などとして主に国際報道に携わる。2016年にはロンドンのヨーロッパ総局長として、ブレグジット国民投票の取材を現地で統括した。国際基督教大学(ICU)卒業、キングス・カレッジ・ロンドンで修士号取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
奈良 楓
星落秋風五丈原
はやたろう
DEE
モーモー