出版社内容情報
「おじさん、ママの彼氏?」
「友達さ。ママにはたくさん彼氏がいるの?」
ロンドン郊外で静かに生きるリジーには秘密がある。
あの夜、片想いしていた不動産王フィリップと結ばれた瞬間、
人生は音もなく、劇的に変わったのだ――。
姿を消したフィリップに告げられぬまま、彼との愛の証である
息子をひとり育てるリジーの毎日は、秘密と幸せに満ちていた。
だが運命は気まぐれに、ふたたび彼をリジーの前へ導く。
「もう一度、君をこの腕に抱きたい」
唐突すぎる言葉の裏に、彼は何を隠しているの?
まさか──息子の存在に気づいて、奪おうとしているの?
【目次】