ハーパーBOOKS<br> 死者の雨〈上〉

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死者の雨〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 512p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784596550705
  • NDC分類 953
  • Cコード C0197

出版社内容情報

氷結シリーズ第2弾

内容説明

嵐の夜、フランス南西部の学園都市で、全裸で縛られた女性の変死体が見つかった。被害者はエリートばかりが通う名門高校の教師。逮捕された17歳の少年ユーゴは人気者の生徒で、警部セルヴァズがかつて愛した女性の息子だった。ユーゴは殺害を否認するものの、全ての状況は彼の犯行を物語っていた。だが捜査を進めるうち、セルヴァズの周囲に姿なき猟奇殺人鬼の影がちらつきはじめ…。

著者等紹介

ミニエ,ベルナール[ミニエ,ベルナール] [Minier,Bernard]
1960年生まれ。フランス南西部ベジエ市出身。大学卒業までピレネー山麓の町で暮らす。1982年からスペインに滞在、2年後に帰国し税務官として勤務。2011年に発表したデビュー作『氷結』(ハーパーBOOKS)で才能豊かな新人作家に贈られるコニャック・ミステリ大賞を受賞、2017年1月にフランスのテレビ局M6で連続ドラマ化(全6エピソード)され話題となった。現在はパリ近郊在住

坂田雪子[サカタユキコ]
神戸市外国語大学卒業。フランス語・英語翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

W-G

307
前作同様、かなりスロースタート。エピソードはギッシリ盛り込まれているのに、一作目から類推して、たぶん半分くらいは本筋にあまり関係なかったり、話を盛り上げるためだけの、必要性の薄いものなんだろうと勘繰って、醒めた読み方をしてしまう、私自身の問題なのかもしれない。キャラ面では、今回はセルヴァスの娘のマルゴが目立っている。海外ミステリでは、主人公の刑事が家庭内に問題を抱えているのが鉄板なのに、妙にいい子で逆に新鮮。そして悪い意味で目につくのがハルトマン。この調子で無理矢理全作品に絡めるつもりだろうか。2019/05/09

ケイ

124
『氷結』を先に読むべきだったと歯ぎしり(˙罒˙) 謎解きは面白いが、どこか鼻白む設定と展開。突っ込みたくなるのだ。グランゼコールのプレに行っていたからとはいえ、ラテン語で呟いてからそのフランス語訳を説明する警部は嫌味だ。おいおい、17歳でタバコは半年前にやめただの、BARに繰り出したりだの…。嫌味なヤツらの出てくるミステリを夢中で読むわたし。下巻はまだ手元にない。2018/03/15

のぶ

68
まだ上巻を読む限りだが、構成は前作「氷結」と似ている気がする。嵐の夜、フランスの学園都市で、女性の変死体が見つかる。死体は高校の教師だと判明する。すぐにその学校の生徒、ユーゴが容疑者として浮かび上がる。捜査に当たるのはトゥールーズ警察の警部、セルヴァス。いろいろな疑惑が出てくるが、上下巻で1000ページにもなるこの作品、単純に事件が終わるはずもなく、やがて逃亡中の連続殺人犯の存在が見え隠れする。読みやすい文章だが、中盤以降やや中だるみの印象を受ける。下巻でこれがどう生きてくるのか?感想は下巻で。2017/12/24

巨峰

47
この主人公が時折もらす音楽だったり、文学だったりに対する造けいが好きなんだろうな。自分も彼ほどはその方面についての才能も知見もないんだけど、少しは大切にして生きてきたから。今の仕事とかと関係なしに2024/03/02

星落秋風五丈原

39
セルヴァス警部シリーズ第二作。昔の恋人の出現に心が揺れまくりだぞ。途中でハーレクインロマンス?みたいな描写があってびっくりしました。2019/11/21

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