出版社内容情報
フランシスコ・ナルラ[フランシスコナルラ]
宮崎真紀[ミヤザキマキ]
内容説明
スペインの旅客機パイロット、トマスは大西洋上を飛行中にひどい頭痛に見舞われ、以来フライト先で衝動に駆られるまま殺戮を繰り返してきた。二重生活は完璧だった。血への渇望がコントロールできているあいだは―その32年前、ある心霊研究家がスペイン寒村の礼拝堂で奇妙な音声の録音に成功する。それは聞いてはいけない声、後の惨劇の幕開けになる声だった…衝撃のオカルト・ミステリー!
著者等紹介
ナルラ,フランシスコ[ナルラ,フランシスコ] [Narla,Francisco]
1978年生まれ。スペイン・ガリシア地方出身。航空機の機長にして小説家。2009年のデビュー作Los lobos del centeno(ライ麦の狼)はスペインで評判を博し、ラテンアメリカでも出版された
宮崎真紀[ミヤザキマキ]
英米文学・スペイン文学翻訳家。東京外国語大学スペイン語学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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あっちゃん
15
グロいのもオカルトミステリーも大好物(笑)なのに、ちょっと刺さらなかったなぁ、合間時間に少しずつ読んだのが敗因か( ̄ー ̄)2025/04/14
読書と紅茶🥰
3
無駄に描写がグロいというか、不潔というか、わざと不快に書いてるのかなってその辺が気になって本編に若干集中し辛い。本職のパイロットさんが書いてるだけあって、飛行シーンはとてもリアルな反面、あんまり知りたくないなあという場面も…。心がぶっ壊れた殺人快楽者とオカルトというなかなかの物語なのにスペイン大使館おすすめの一冊という事実に驚いた・笑。前衛的ですね!2021/11/09
藤中恭美
3
★★★2017/02/24
xavi
2
シオシオと空目してしまう2017/02/12
Steppenwolf
2
B訳者のコメントにあるように荒削りである。もし作者の意図が本作を序章とするシリーズものにするつもりなら多少評価を甘く変更する。本書を単独で見ると,独立した物語が,最後にまとめられたようになっているものの必然性を感じない。言い換えると無理にくっつけたと思える。実在の事件を予見していたという評価が本国スペインでなされていると書かれている。私にはそれすらもこじつけに感じる。2017/01/17