ハーパーＢＯＯＫＳ 秘匿患者

バーレー，ジョン【作】〈Ｂｕｒｌｅｙ，Ｊｏｈｎ〉/坂本 あおい【訳】

ハーパーコリンズ・ジャパン（2016/06発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 430p／高さ 15cm
• 商品コード 9784596550262
• NDC分類 933
• Cコード C0197

出版社内容情報

その患者には名前以外、過去の記録が一切なかった――。メリーランド州の精神科医療施設メナカー。犯罪をおかした心神喪失者を多く収容するこの病院にジェイソンという謎めいた患者が送られてくる。彼の担当医になったリーサは青年の語る妄想とは思えない過去の断片を繋ぎ合わせるうち、悲劇的な事件に隠された闇に肉薄する。だがその頃から、リーサは何者かにつけ狙われるようになり……。

ジョン・バーレー［ジョンバーレー］

坂本あおい［サカモトアオイ］

内容説明

その患者には名前以外、過去の記録が一切なかった―。メリーランド州の精神科医療施設メナカー。犯罪をおかした心神喪失者を多く収容するこの病院にジェイソンという謎めいた患者が送られてくる。彼の担当医になったリーサは青年の語る妄想とは思えない過去の断片を繋ぎ合わせるうち、悲劇的な事件に隠された闇に肉薄する。だがその頃から、リーサは何者かにつけ狙われるようになり…。

著者等紹介

バーレー，ジョン［バーレー，ジョン］ ［Ｂｕｒｌｅｙ，Ｊｏｈｎ］
シカゴでメディカルスクールを卒業後、メリーランド大学メディカル・センターでレジデントとして救急医療に従事する。作家活動の傍ら、現在も北カリフォルニアで救急科の医師として勤務

坂本あおい［サカモトアオイ］
東京都生まれ。英米文学翻訳家（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[yucchi]

精神科医療施設に送られてきたジェイソン。彼の担当医になったリーサは彼の話を聞いていくうちに...。伏線がわかりやすいため、一章を読み終わった時に思った事が当たっていたが、最後まで読んで悲しいような怖いような不思議な気分になる。

2017/06/17

[星落秋風五丈原]

読み終わるとああ、あるあるだな、と思いました。語り手＝騙り手。

2019/11/19

[あっちゃん]

前作、仮面の町が好みだったので！コレはよくある精神病院ネタ（笑）途中の冒険部分は、どうなるの？と思わせて、中弛みを防いでいるのかな？読みやすい事は確か(￣▽￣)

2020/06/15

[けいちゃっぷ]

読み終えて気になったのは、果たして辻褄はあっているのだろうかと。 精神医療施設に送られてきたジェイソンという患者。 だが、担当医のリーサに病歴やら経緯やらは明かされない。 なにか重大なことが隠されているのか・・・。 しかし作者は焦らしに焦らしてイライラすることも。 最後は結局このネタになってしまうのか、という残念感が漂う。 ４３０ページ

2018/05/09

[siva]

治る見込みのない重罪を犯したような患者が入る精神医療施設に送られて来た患者に疑問を抱く担当医が事件を探って行く・・ 最初の方に感じた「あれ、これって実は？」っていうのが正解だったというオチのわかりやすさ・・最近オスカー穫った某男優が出てた映画と同じだったな。

2016/08/22