ハーパーBOOKS<br> 運命の時計が回るとき―ロンドン警視庁未解決殺人事件特別捜査班

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運命の時計が回るとき―ロンドン警視庁未解決殺人事件特別捜査班

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  • サイズ 文庫判/ページ数 504p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784596527202
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

ロンドン警視庁のウィリアム・ウォーウィックは警部昇任後、豪華客船に乗り、束の間の休暇を妻と過ごしていた。だが一族を引き連れた老大富豪が後継者争いの最中に急死。ウィリアムは真相究明に乗り出す。一方、彼の留守を預かる同僚たちは5件の未解決殺人の再捜査を始動。まもなくウィリアムも合流し、敵対する犯罪組織の報復殺人事件を追うが―。巨匠が放つ、至高の英国警察小説!

著者等紹介

アーチャー,ジェフリー[アーチャー,ジェフリー] [Archer,Jeffrey]
オックスフォード大学卒。1969年より庶民院議員を5年間務め、76年に『百万ドルをとり返せ!』で作家デビューを果たし、92年に一代貴族に叙され貴族議員に。妻と2人の息子、5人の孫がおり、イギリスのロンドンとケンブリッジ、スペインのマヨルカ島に居を構える

戸田裕之[トダヒロユキ]
1954年島根県生まれ。早稲田大学卒業後、編集者を経て翻訳家に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

109
シリーズ4作目で、1作ごとに主人公刑事が出世していきます。今回は休暇を取り豪華客船で夫婦のつかの間の休暇を楽しみますがそこで殺人事件が発生します。それよりも彼の留守を預かる部下たちの活躍の方が主題のような気がします。もう少し長くしてもらって、クリフトン年代記のように一話を2冊にしてくれたらと思いました。最後は警視総監になるのでしょうね。2024/03/29

たま

63
日本の警察小説も読むので彼我の違いが気になります。日本は警察の組織が大事、アーチャーはロンドン警視庁の組織なんて無視。主人公のチームは部署が変わっても同じ顔ぶれの数人、悪者と悪者弁護士も同じ、結局は悪者と捜査官、個人の対決で19世紀の探偵小説のよう。作者は意図的にこの大時代の雰囲気を狙っているのでしょう。今回は前作まで囮捜査官のロスが活躍し、彼のやり方は無茶苦茶ですがバラバラの事件が終盤まとまるところは読ませました。主人公の刑事夫妻が豪華客船で私生活を謳歌するのも日本の推理小説と全然違うところです。2024/01/10

stobe1904

37
【ウィリアム・ウォーウィック第4弾】今回は警部に昇格したウィリアムは妻と共にアメリカ行きの豪華客船で休暇を過ごすが…。死亡したはずの宿敵マイルズ・フォークナーを追いつめつつ、未解決事件班に新たに加わった元囮捜査官のロス・ホーガンがいいアジを出している。安定した面白さの反面、着地がある程度予想ができるところに若干物足りなさが残る。冒頭の豪華客船で起きた事件は、次作以降で解明されるのだろうか?次作が待ち遠しい。★★★★☆2024/01/24

わたなべよしお

27
 ジェフリー・アーチャーってエンタメに徹しているところが凄いよなぁ。このシリーズも何にも考えずに、ただ楽しめる。勿論、深みとか余韻とかはないけど、脳が疲れている時でも、ただ読めばいい。すると、十分に読者を楽しませてくれる。今作は、え!ここで終わりですか、と言う感じでしたが、3部作予定が7部作になるようですね。2024/02/06

鮫島英一

26
僕にとってジェフリー アーチャー氏の2作目は、アメリカへの船旅の最中に起こる殺人事件から始まる。アガサ・クリスティ―的展開に今回はこれで話しを進めるのかと思ったのもつかの間、肩透かしのようにあっさり片が付いてしまう。おい! と言いたくなったが、これがジェフリー アーチャーの作風なのだろう。複数の物語を配置し、後の巻で徐々に回収していく。今作は逃亡中犯罪者マイルズ・フォークナーの捜査がメイン。前作からの因縁もあり背景を理解しているので読み進めるのは楽だが、あの前振りは本当に必要だったのか? と疑問が残る  2024/01/03

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