内容説明
王宮で働くマルティーヌは、歌がきっかけで国王のパトリスに見そめられて、2人は密かに図書室で逢瀬を重ねるように。情熱的に唇を塞がれ、肌をまさぐられ舌を這わせられると、声を抑えきれなくなる。彼に全てをゆだねたいのにそうならないのは、やっぱり身分が違いすぎるから?実はパトリスの周囲には、過去に連なる陰謀が渦巻いていて…!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
十六夜
7
人嫌いというより気づいたら周りは天敵によって身動きできない状態にされており、人間不信こじらせ一人にならざるを得なかったヒーローという感じだったな。普通に気の毒すぎる。孤児院育ちのヒロインの出自は半ばくらいでもう見当がつくだけに、そこからどうやって結ばれるかなぁという感じで楽しませてもらった。そしてRなシーンがめっちゃ多いのに本番行為は最後だけっていうのが逆にすごいなと。ヒロインとその友人の友情も素敵だし、ヒーローも引き籠もっていた割に王様素質高いしでハピエンだったな。小悪党も倒産したりしてたしな。2022/05/08