内容説明
「お前はアナイス―私たちは夫婦なのだよ」記憶を失って目覚めたアナイスを、オクタヴィアンは甲斐甲斐しく甘やかし、濃厚な口づけで思考まで蕩かせてしまう。自分のことを思い出そうとするほどに、オクタヴィアンの愛撫は苛烈さを増し、淫靡な欲求を煽られ愉悦に呑まれていく。だが、オクタヴィアンがわざとアナイスの過去を隠していると知り!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
十六夜
5
タイトルどおりの話。暮らしていた神殿が燃やされて、逃げるときに湖に飛び込み、記憶喪失になって一年寝込んだ姫君が、気づいたらどこぞの国王に看病されて溺愛されていた。でも過去のことは頑なに思い出させようとしないヒーローにヒロインも戸惑い行動を起こしたり。それを阻止されてエロエロと抱かれちゃったり。を、くり返しているうちヒロインも記憶が戻り、自分の出生や神殿にいた理由に思い当たる。その上で仇敵がヒーローを訪ねてくるので心がざわつき~って感じ。基本ヒーローがヒロインを籠の中に閉じ込めて可愛がる話だったわ。2021/03/23