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内容説明
アリシアは幼いころから、父に認められようと努力してきた。大学院でジャーナリズムを学び、故郷へ戻ったのも、父の新聞社で働きたかったからだ。ところが、そんなアリシアには取り合わず、父はやり手の記者チェイスを重役に抜擢し、彼とデートするよう、アリシアに命じた。父の魂胆はわかっていた。優秀なチェイスを自分の会社につなぎとめておくため、私と結婚させようというのだ。私にだって能力はあるのに。アリシアは悲しみに暮れたが、父が喜ぶのなら、どんなことでもするつもりだった。たとえ、我が身を差し出すことでも。
著者等紹介
ブライト,ローリー[ブライト,ローリー][Bright,Laurey]
さまざまな職業を体験したが、つねに作家になることを夢見ていた。ニュージーランドで暮らし、ニュージーランドで紡ぎだした愛の物語は、世界中でファンを獲得している。ダフネ・クレア名義で、ハーレクイン・ロマンスにも作品を発表している
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
糸車
18
ヒロインは裕福な家のお嬢さまだけど、わがままではなくきちんとした努力家。父の新聞社で働きたいと大学で経済学を、大学院でジャーナリズムを学び故郷に戻った。記者から重役に抜擢されたヒーローも誠実で公平な人。会社や家庭に小さなエピソードがいくつもあってそれがきちんと回収されるのですっきり。ヒロイン、ヒーローそれぞれ複雑な生い立ちがあっても真っ直ぐでとても好感が持てる。男性と付き合ったことがないヒロインは口説かれている意味を取り違え、ヒーローが新聞社が欲しいから結婚したのだと思い込んでいても実は熱愛夫婦でした。2023/10/05
める
1
新聞社の娘:アリシアと、経営者である父のお気に入り:チェイス。代々親族間で経営されてきた会社。順当にいけば一人娘のアリシアが後継者のはず。しかしパーティの席で、なんとチェイスが副主幹に任命された!アリシアは彼に対抗心を燃やす。一方チェイスは歯牙にも掛けない。それどころか…、ってなお話。2014/08/05