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内容説明
看護師のハリエットは、休暇でオランダの友人宅を訪ねた。色鮮やかな花々にあふれる早春のオランダは世界一美しい。胸を高鳴らせて町を闊歩する彼女の前に、信号待ちの車が止まった。ふと見ると、運転席には端整な顔立ちの男性が。彼がこちらを向いたとき、ハリエットの顔は自然にほころんだ。なぜだが、ずっと昔に会ったことがあるような気がして…。だが男性は冷ややかなまなざしで走り去り、ハリエットは恥ずかしくなって、浮かれた心をたしなめた。翌日、診療所を経営する友人の父親を、医師のフリソが訪ねてきた。なんとあの車の男性ではないか。驚くハリエットに彼は詰問した。「昨日君はなぜほほえんだ?僕のことなど知らないはずなのに」。
著者等紹介
ニールズ,ベティ[ニールズ,ベティ][Neels,Betty]
イギリス南西部デボン州で子供時代と青春時代を過ごした後、看護師と助産師の教育を受けた。戦争中に従軍看護師として働いていたとき、オランダ人男性と知り合って結婚。以後14年間、夫の故郷オランダに住み、病院で働いた。イギリスに戻って仕事を退いた後、執筆を始める。1969年『赤毛のアデレイド』を発表して作家活動に入る。2001年6月永眠(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
びわ
4
珍しく気持ちを言葉にするヒーローだった。ヒロインは美人さんなのに奥手なのかなー。いくら食べても太らないなんてうらやましい!なかなか二人きりで会えないから気持ちだけ膨らんで関係が進展しないのがもどかしい。にしても2人とも14歳の小娘にだまされるとは。とくにヒーロー、ヒロイン友人に聞いたらすぐにわかることなのにねえ。迎えも遅すぎる。式の手配なんてあとでいいから、速攻駆けつけようよ。私なら式の準備もさせてもらえず、明日なんて言われたならキレる(-_-;)2013/06/26
ひまわり
3
珍しく積極的なヒーローだったけど、たかが15、6の小娘の策略に踊らされるなんて。迎えにくるのがおそすぎる!2012/02/01
rokoroko
3
再読。いつ読んだかで読後感異なるのね。アムステルダムは遠い昔行ったことあるけど、フリースラント行ってみたいな。2012/01/31
ロモコ
2
美人のヒロインにも悩みはあるんだなぁ。性格が良いので、やっぱり応援しました。犬が好きな人に悪い人はいないはず・・・と私は思っています(笑)2012/09/16
akiyuki_1717
1
口数は多いけど、煮え切らないヒーローと、自尊心が高すぎて、あだ名通りに若干高慢ちきなヒロインでした。ベティーさんホントに34歳の大人の男性を、子供のように見過ぎてると思います。お年を召してから書かれた作品だと分かるよね。14歳の小娘が34歳のおじさんに恋して、邪魔するなんて、あり得ないでしょう。自分が14歳の時は20歳の人でさえ、おじさん、おばさんに見えてたもの…。この手の作品を書くには無理があったかもしれませんね。2014/05/07
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