内容説明
失踪した王女の身代わりとして、皇子ジェラルドと結婚させられた下女のルイーゼ。彼が初恋の相手だったのは嬉しいけど、王女のふりをしたまま彼に抱かれるなんて…。「恥ずかしがり屋なのに体はこんなに淫らだ」蕩けるほど愛されて、駄目だとわかっていても幸せを感じてしまう。なぜならこの結婚は王女が見つかるまでのかりそめのもので―!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
十六夜
5
表紙のヒロイン見てオッドアイかと思ったらアースアイっていう光の加減で色が変わる瞳を表しているんだそうで。そんなめずらしい瞳を持っていながら下女をしていた彼女が、輿入れの際に逃亡した王女に似ているからという理由で身代わりになり、帝国に嫁ぐことに。そして会った結婚相手は、なんと十年前に交流していた初恋の相手だった、という感じ。ヒロインの出自、というか経緯もなかなかすごくて、身代わりもののハラハラ感もありおもしろく読めた。最後はみんなハピエン、いや逃げた王女は連れ戻されて見事ざまぁで、気持ちもすっきりだったわ笑2021/10/30