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出版社内容情報
あの人の姿を思い浮かべながら、
乙女は今日もケーキを焼く。
姉夫婦の旅行中、カッサンドラは甥と姪を世話することになった。
子供たちはすぐになついてくれたが、ひとつ気になるのは、
何かにつけて彼らが口にする、裏山の山小屋に住む“人食い鬼”の話だ。
興味を引かれてそこへ様子を見に行ったカッサンドラは、
目の悪い、ひどく無愛想な男性に冷たくあしらわれる。
でも黒眼鏡をかけた彼は、鬼にしてはずいぶんハンサムだった。
ベネディクトと名乗るその長身のオランダ人男性は、
外科医の仕事に復帰するため、ここで視力の回復を待っているらしい。
なぜか放っておけず、カッサンドラは彼の目となって読み物を読み、
ケーキを焼いては彼を訪ねた――それが、恋であることにも気づかずに。
唯一無二の作風で世界中のファンに愛されるベティ・ニールズの、1970年代の珠玉の名作をお贈りします。ベネディクトの黒眼鏡の奥には、何色の瞳が隠されているのかしら? そんなふうに胸を高鳴らせるカッサンドラの初々しい恋心が優しい筆致で描かれています。
内容説明
姉夫婦の旅行中、カッサンドラは甥と姪を世話することになった。子供たちはすぐになついてくれたが、ひとつ気になるのは、何かにつけて彼らが口にする、裏山の山小屋に住む“人食い鬼”の話だ。興味を引かれてそこへ様子を見に行ったカッサンドラは、目の悪い、ひどく無愛想な男性に冷たくあしらわれる。でも黒眼鏡をかけた彼は、鬼にしてはずいぶんハンサムだった。ベネディクトと名乗るその長身のオランダ人男性は、外科医の仕事に復帰するため、ここで視力の回復を待っているらしい。なぜか放っておけず、カッサンドラは彼の目となって読み物を読み、ケーキを焼いては彼を訪ねた―それが、恋であることにも気づかずに。
著者等紹介
ニールズ,ベティ[ニールズ,ベティ] [Neels,Betty]
イギリス南西部デボン州で子供時代と青春時代を過ごした後、看護師と助産師の教育を受けた。戦争中に従軍看護師として働いていたとき、オランダ人男性と知り合って結婚。以後14年間、夫の故郷オランダに住み、病院で働いた。イギリスに戻って仕事を退いた後、よいロマンス小説がないと嘆く女性の声を地元の図書館で耳にし、執筆を決意した。1969年『赤毛のアデレイド』を発表して作家活動に入る。穏やかで静かな、優しい作風が多くのファンを魅了した。2001年6月、惜しまれつつ永眠(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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