内容説明
オークションにかけられた亡国の王女メルティアは、帝国の若き皇帝ルディウスに買われ庇護を受ける。しかし祖国復興の手助けの代わりに彼の伴侶として皇妃になることを求められ…。「声を我慢するな。俺に聞かせろ、全部」淫らな愛撫に翻弄され、初めてを捧げるメルディア。常にメルディアを気にかけてくれるルディウスに惹かれていくけど!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
デイジー
6
★★★☆☆皇帝ヒーローと亡国王女の王道TL。とにかく、ヒーローができる男。ヒロイン一途になっていくのもいい。ヒロインも気配りのできるしっかり者。ストーリーも適度な山谷あって手練れ感。が、しかし、あまりにもヒーローサイドで解決していくので、ヒロインは多少の手助けはするけれど、ほぼ受け身一方。ヒロイン側にもうひと捻り欲しかった感じ。サブキャラの活躍もあまり目立たず。最後のヒロイン弟に絡む話も、あっさりと大団円。Rシーンはそれなりにホットで、サクッと読了。2021/11/18
十六夜
4
亡国の王女ヒロイン、人身売買のオークションにかけられたいたところをある男に競り落とされるが、彼は皇帝で、このオークションを摘発しにきていた。同時に幼い頃に一度だけ会ったヒロインを助けて、ほかの女性や子供も保護する。ヒロインも保護されて客人待遇を受けながら、捕らえられていた子供たちの仕事探しをしたり面倒を見たり。でヒーローに求婚され、たぶんヒロインの国の金脈目当てだろうな……って感じで、助けてもらった恩もあるし政略結婚にうなずくが、って感じ。ヒーローは気のいい男。ヒロインも慈愛の鑑でさくさくハピエン。2021/08/20