ハーレクイン・イマージュ 天使の眠る庭で

バーバラ・マクマーン/日野てるこ

ハーパーコリンズ・ジャパン（2000/10発売）

• サイズ 新書判／ページ数 156p／高さ 17cm
• 商品コード 9784596004413
• NDC分類 933
• Cコード C0297

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[糸車]

ヒーローの気持ちがどこで変化したのか終盤に告白してくれた言葉を念頭に置いて再読すると楽しい。自分を思うままに操ろうとした祖父に変わらぬ愛情を持ち、性格が悪い母にも我慢強く接し、便宜結婚した妻とその赤ちゃんに細やかな気配りをみせるヒーローが素敵でした。ヒロインは未亡人で妊婦、書店とカフェで働きながら大学に通う頑張り屋さん。優しく穏やかな性格ですが自立心があるので意地悪い義母にも負けてません（笑）甘い匂い、柔らかな体。赤ちゃんの存在はとても大きく、ヒーローが望んだ以上に祖父の最後の日々は幸せだったと思う。

2015/04/28

[たまきら]

お金持との身分違いものです。臨月で懸命にお仕事している女子を見下す男子や周囲の人たちにどうしても気持ちが入りませんでした。とはいえ赤子のかわいさに徐々に周囲が折れていくのににっこり。無垢なものの力ってすごいもんですなあ。

2015/12/23

[ととめ]

夫が自動車事故に巻き込まれ未亡人になった、妊婦ヒロイン。愛する婚約者が金めあてで、しかも祖父と母も加担していたとしり怒髪天の資産家ヒーロー。ヒーローは当てつけの為に、ヒロインは赤ちゃんとの生活の為に偽装結婚する。余命わずかの祖父の為に、幸せな家族として同居することに。大舅と姑の攻撃にも負けず、ズバズバ言い返しながらもヒーローの不利にならないよう配慮する、出来た嫁であった。大人同士なかなか心を開かないけど、ヒロイン娘には皆メロメロになってて可愛かった。弟妹が生まれても、一番溺愛されそう。

2016/12/21