ハーレクイン・イマージュ お熱い偽装結婚

ケリー，アリソン【作】〈Ｋｅｌｌｙ，Ａｌｉｓｏｎ〉/渋沢 亜裕美【訳】

ハーパーコリンズ・ジャパン（2000/07発売）

• サイズ 新書判／ページ数 156p／高さ 17cm
• 商品コード 9784596003010
• NDC分類 933
• Cコード C0297

内容説明

幼いころに両親を亡くしたステファニーは、同じ境遇にあったジェイと一緒に名付け親のダンカンに育てられ、今では彼のリゾート会社で働いている。ある日彼女は、リゾート地の買収で出張しているジェイに合流することになった。ところが出迎えたジェイは、いつもとは違った様子で、彼女に妻のふりをしてくれと頼みこむ。何か事情があると察し、ステファニーは彼と夫婦としてコテージに宿泊することになったが、それはつまり、寝室をともにすることを意味していた。ステファニーはジェイを初めて男性として意識した。確かに彼はハンサムで、セクシーで、相手としては理想的な男性…。しぶしぶ引き受けた偽装結婚なのに、今は胸がときめき、心も体も熱くなっている。どうしたらいいの？彼は家族同然で、おまけに、絶対に結婚はしないと言っている独身主義者なのに。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[糸車]

お話そのものは割と面白かった。で残念なのはヒロインの設定。料理がものすごく下手なのに人に食べさせようとするとか、失恋しても一日二日で癒えてしまうようなわけのわからない一方的な恋を繰り返し、ヒーローに迷惑をかけ続ているとか、かなり面倒くさい女性。子供の頃からずっと一緒に育てられたという環境のせいか、ヒーローに対して傲慢にみえるのもマイナスポイント。完璧な人はいないと思うけれど、なんかな。ロマンス小説なのだから、魅力的な登場人物であってほしい・・・。

2013/06/05

[ぽしょ]

億万長者の社長の保護下で兄妹のように育った二人が、リゾート買収のために夫婦を演じる話。お互いをよく知っていてポンポンやりあう二人が恋に落ちていく過程が面白かった。冒頭のヒロインの勘違い恋愛話がなければもっとよかったのに…。

2011/12/12