出版社内容情報
感覚や応答が、分子や細胞のレベルでどのように制御されているのかを学び、生き物が生きているとはどういうことかを考える。具体的には、①感覚器官において刺激の受容はどのように行われているか、②刺激の受容をどのように伝達するか、③受容と応答において中枢神経系はどのような役割を果たすか、④応答はどのようなものがあるか。これらのことについて、分子から個体・集団に至るレベルについて、さまざまな生物を例にこれら感覚と応答の生物における多様性と共通性の理解を目指す。
目次
感覚と応答
動物の感覚受容
動物の光感覚1―光受容体
動物の光感覚2―光シグナル伝達系
脊椎動物の脳における感覚と応答の担い手:脳の形とはたらき
生体情報を伝える神経系と内分泌系
脳と学習
ヒトにおける視覚情報の流れと動物の光応答
運動の発達
聴覚応答とその可塑性〔ほか〕
著者等紹介
二河成男[ニコウナルオ]
1969年奈良県に生まれる。現在、放送大学教授、博士(理学)。専攻は生命情報科学・分子進化(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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