出版社内容情報
ヒトの心のはたらきを生物進化という観点からどのように理解できるかについて、進化のモデルと実証研究の知見を踏まえつつ概観する。生物学を学んだことがない読者を対象に、本書を通じて、生物学における進化論とはどのような考え方であるのか、それがヒトの心のはたらき・社会行動とどのように関わるのかを理解することを第一の目標とする。また、進化心理学の主たる知見についての知識を身につけながら、その考え方を修得することを第二の目標とする。
目次
進化とは
ヒトの進化
進化心理学とはどのような学問か
進化論は利他行動を説明できるか
性と進化
配偶者選択
短期的配偶
子育て
認知と進化
感情と進化〔ほか〕
著者等紹介
大坪庸介[オオツボヨウスケ]
1971年長崎県に生まれる。現在、東京大学大学院人文社会系研究科准教授。専攻は社会心理学、進化心理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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