出版社内容情報
かつて不良、非行等の問題行動への対応を中心とした生徒指導は、近年はいじめや不登校問題が中心的課題となり、対象とする問題はひろがりつつある。生徒指導の意義や方法も変化を迫られている。教育相談という領域を含み、専門職との連携においても様々な取り組みが展開している。ICTを活用した教育の展開、家族関係の変化、多様化する子どもたちの状況等を背景とした現代の生徒指導上の諸問題を整理し、2020年代の生徒指導を展望する視点を考える。
目次
生徒指導とは何か―歴史と課題
生徒指導と教育課程
生徒指導のしくみと連携の課題
生徒指導のひろがり―児童虐待と子どもの貧困
生徒指導のひろがり―自死・医療的問題・学校―家庭関係
不登校への対応と子どもの居場所
インターネット・SNSをめぐる問題
いじめの潜在化
非行問題への対応
発達障害と生徒指導〔ほか〕
著者等紹介
東宏行[ヒガシヒロユキ]
1961年長野県に生まれる。現在、埼玉県立大学保健医療福祉学部教授/埼玉県立大学大学院保健医療福祉学研究科教授。専攻は臨床教育学、教育史・教育哲学
伊東毅[イトウタケシ]
1962年長野県に生まれる。現在、武蔵野美術大学造形学部教授。専攻は教育哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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- 和書
- 砂塵と古代エジプト文明