目次
イスラーム世界と日本
イスラームの誕生と拡大:7‐8世紀
カリフの時代:8‐10世紀
軍人政権の分立:9‐11世紀
交流するイスラーム世界:12‐15世紀
トルコ・モンゴル系国家とペルシア語文化:13‐18世紀
オスマンの平和:14‐19世紀
近代の出会いと衝突:19‐20世紀
植民地化とナショナリズム:二つの世界大戦
家族と女性
都市と商人
契約と裁判
スーフィーと聖者と教団
イスラームの造形文化
グローバル化時代のイスラーム世界
著者等紹介
三浦徹[ミウラトオル]
1953年東京都に生まれる。1975年東京大学教養学部教養学科卒業。1987年東京大学大学院人文科学研究科博士課程(東洋史学専攻)退学。現在、お茶の水女子大学文教育学部教授。専攻はアラブ・イスラーム史、中東地域研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Керенский
3
放送大学のテキスト。イスラームの歴史のみならず文化や制度についても平易な言葉で解説してあり、入門書として良書と言える。2014/09/12
枕流だった人
0
千
黒とかげ
0
うーん。あまりにも詰め込みすぎで、この本だけでイスラームを学ぶことは不可能だろう。予備的な知識が必須だ。もっと歴史なら歴史、庶民の暮らしならば暮らしで、題を絞って欲しかったな。2022/04/10
tnk
0
通史はあっさり目だが、15章中6章がテーマ史に割かれる。気になりつつも通史の概説書で中々触れられない諸テーマが掘り下げられている。 イスラーム法という我々と異なる原理によって如何に問題解決がなされていたかを説く「契約と裁判」、ワクフによる都市整備や資産保全を解説する「都市と商人」の章が特によかった。2018/01/14