出版社内容情報
日本文学に描かれた住まいの諸相を古典から近代まで辿り、そこにどのような人生観や美意識が表現されているかを考察している。「住まいの文学史」を通観することで、日本文学を貫く系譜に2つの方向性があること、すなわち方丈記の影響力の表れとしての「閑居記」の系譜と、王朝文学の影響力の表れとしての「廃園文学」の系譜を浮かび上がらせている。草庵・閑居・廃園の文学史、王朝貴族の住まいと庭園、草庵記の誕生、住居観と人間認識、近世前期の住居記、豪奢と幻想の大名庭園、現代文学にみる草庵記の継承、などの章で構成。
1.草庵・閑居・廃園の文学史
2.王朝貴族の住まいと庭園
3.王朝女性たちの美しい住まい
4.草庵記の誕生
5.住居観と人間意識
6.中世文人の造園趣味
7.近世前期の住居記
8.閑居記の成立
9.豪奢と幻想の大名庭園
10.廃屋と陋巷
11.市隠への憧憬
12.近代詩歌にみる廃園の美学
13.住まいをめぐる景観の喪失と再生
14.現代文学にみる草庵記の継承
15.住まいの文学のゆくえ
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