出版社内容情報
社会的動物としばしば称される人間の行動の諸相を、適応・進化の観点から考え、集団における人間の心理・行動を探った書。私たちの認知や感情のメカニズムや社会行動のパターンが、さまざまな社会規範・制度など人間を取り巻く文化・生態学的環境に見事な適応をみせ、それゆえに実現している可能性を、理論と実証的な知見に基づいて論考している。適応を支える認知、グループとしての協調行為、ステレオタイプ化と意識コントロールなどの章で構成。
1.「人間の社会性」をどう捉えるか?-適応論的アプローチー
2.社会的影響過程
3.社会的交換(1)-集団における適応ー
4.社会的交換(2)ー集団における適応ー
5.進化から見た社会行動
6.グループとしての協調行為(1)-集団を媒介とする適応ー
7.グループとしての協調行為(2)-集団を媒介とする適応ー
8.社会環境と適応行動
9.文化と認識ー情報処理における言語・文化相対性ー
10.適応を支える認知(1)
11.適応を支える認知(2)
12.社会的認知の過程
13.自己
14.集団間認知とステレオタイプ
15.ステレオタイプ化と意識的コントロール
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- 和書
- 今宵も、夢追い酒場にて