出版社内容情報
現実の事象の多くは複数の要因に起因するため、変数が複数の多変数関数はとくに重要な分野であるといえる。本書は偏微分、重積分の基本事項を解説し、それを極値問題、求積問題に応用することを目的にしている。また変数をベクトルで書き直すことによって、ベクトル解析の初歩と積分定理を解説、その応用についても論じている。多変数関数と偏微分、高階偏導関数とテイラーの定理、極大・極小、重積分、変数変換、ベクトルとベクトル場、平面曲線、線積分とグリーンの定理、空間曲線、曲面積と面積分、積分定理などの15章で構成。
1.点集合と多変数関数
2.偏導関数
3.高階偏導関数とテイラーの定理
4.陰関数の定理・逆写像の定理
5.極値問題
6.平面曲線
7.重積分Ⅰ
8.重積分Ⅱ
9.多重積分と重積分の応用
10.ベクトル積とベクトル値関数
11.空間曲線
12.曲面
13.ベクトル解析
14.線積分と面積分
15.ガウスの定理・ストークスの定理