出版社内容情報
現代日本の教育制度や教育理論の基本的枠組が作られるうえで、西洋近代の教育と教育学は大きな役割を果した。本書では、その背景にある西洋近代の教育思想の基本的概念と理論を、近代に生きた思想家の個性と重ね合わせて考察している。全体の序論として、教育思想の一般的特徴と教育思想が成立する条件をまず概説、次にモア、コメニウス、ロック、コンドルセ、ペスタロッチ、ヘルベルト、フレーベル、ミル、ラインなどの教育思想を学んでいく。終章では20世紀以降の現代教育思想に対する近代教育思想の位置づけにも言及。
1.教育思想とは何か
2.近代の教育思想の特徴
3.モア-ユートピアと教育
4.コメニウス-「あらゆる人にあらゆる事柄を」
5.ロック-習慣形成と近代社会
6.ルソー-子どもの発見
7.コンドルセ-進歩の思想と教育
8.ペスタロッチ-「技術」としての教育と教授
9.ヘルバルト-教育の学問的把握を目指す
10.フレーベル-幼児教育の意味と方法
11.ミル-父と子の葛藤と自立の教育学
12.マン-コモン・スクールの思想
13.ツィラーとライン-民衆学校の実践の定型化を目指して
14.デューイ-成長そのものとしての教育
15.教育思想の近代から現代へ
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