出版社内容情報
現代科学の領域では,コンピュータの発達とともに,多くのものが数量化によって処理されるようになった。数量化されたデータに対して数学モデルがたてられ,数学的手法によって数学的構造が調べられ,その結果がフィードバックされる。このような方法で研究され理解される学問を数理科学と呼んでいるが,本書ではその数学的手法となる代表的な数学を,できるだけ具体例に即して解説,数理システム科学の基礎と土台を身につけることを目的としている。
1.数理科学とは何か
2.行列から積分変換へ
3.積分変換と固有関数展開
4.微分方程式の境界値問題と固有値問題
5.膜の振動問題
6.境界値固有値問題
7.有限要素法
8.等スペクトル問題
9.コミュニケーション・ネットワークとグラフ
10.効率的ネットワークと離散的ラプラシアン
11.固有値とチーガー定数
12.確率モデルの基礎概念
13.人口論の確率モデル
14.ランダムウォーク
15.相互作用のある確立モデル
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