出版社内容情報
アリの生態に魅せられた、“アリ先生”の研究の日々!
・7歳から「いきものがかり」
・ランニング通勤中にエサ集め
・10時間ぶっ通しで観察(トイレは2分)
・アリ語で寝言を言う
などなど、ユニークすぎるエピソードが満載。
知的好奇心を満たす、子どもから大人まで楽しめる科学エッセイです。
巻末には先生のイラストによるアリ図鑑も収録。
アリのおしゃべりが聞ける<特典音声>つき!
※本書は、扶桑社新書『アリ語で寝言を言いました』『働かないアリ 過労死するアリ~ヒト社会が幸せになるヒント』を再構成し、 大幅に加筆修正したものです。
【目次】
【目次】
はじめに 地球はアリの惑星
Episode1 昆虫少年時代
いつも生き物がそばにいた/鳴いたオンドリと飛んだチャボ/昆虫図鑑に椋鳩十、そしてファーブル/昆虫少年がアクティビストに/「サラリーマンにはなれない」
Episode2 ムツゴロウさんが教えてくれたこと
人生不安に陥った小学生時代/ムツゴロウさんから受けた影響/夢の変遷とたどり着いた大学研究室/オオアリとムネボソアリを間違える/アリってすごくない!?
Episode3 ハキリアリの高度な社会
楽園、バロ・コロラド島へ/キノコアリとの運命の出会い/複雑で洗練されたハキリアリの社会/ハキリアリと農業/ハキリアリと祖先的なキノコアリの違い/2:6:2の法則
Episode4 アリ研究者の日々
ランニング通勤と葉っぱ採り/ハキリアリを個人輸入/ハキリアリの飼育/ギアナ高地で職務質問/難しくなった海外調査
Episode5 フィールドワークの物語
フィールドワークの「7つ道具」/腕と脚には「ダニホイホイ」/熱帯雨林でヒンズースクワット/ハキリアリの巣掘り/ハキリアリの巣が滅びるとき
Episode6 最終日には気をつけろ!
素の「昆虫好き」に戻るとき/ハキリアリのゴミ捨て場/グンタイアリの中心で/キジムナーのイタズラ/野宿したベンチで足に……/フィールドワークは臆病に
Episode7 地味で楽しい行動観察
「ゾーン」に入る/アリの体に印をつける/基本、「楽しい」行動観察/デビュー作で小さな大発見/行動観察の最新事情/じつはスゴいアナログ手法
Episode8 遺伝解析への挑戦
動かない「カドフシアリ」/カドフシアリの脳を解剖する/世界に先駆けた「遺伝解析」/DNA解析法の黎明期/不便だけれどチャンスがあった
Episode9 アリは何をしゃべっているのか
アリはしゃべる/アリの化学コミュニケーション/きっかけとなった「ある論文」/初めてハキリアリの声を聞いた夜/動物は会話をしているのか?/小型高性能録音装置、2万円也/キノコアリ5種500分の声を録音/難しいプレイバック実験/キュキュキュ、キョ、ギギギ/女王アリの一言/アリは何をしゃべってる?
Episode10 アリとコミュニケーションと進化
アリのおしゃべりを求めて/音のコミュニケーションとアリの社会進化/コミュニケーションが必要な仕事/無口なオスアリ/アリの「口」と「耳」/フェロモンより音/アリと腹を割って話してみたい
Episode11 人間がアリ
内容説明
しゃべる・協力する・農業する。アリの世界っておもしろすぎる!地下のミクロの世界に雄大な小宇宙が広がっていた。人より複雑で賢いアリの生態には、持続可能な社会のヒントがいっぱい!
目次
Episode 1 昆虫少年時代
Episode 2 ムツゴロウさんが教えてくれたこと
Episode 3 ハキリアリの高度な社会
Episode 4 アリ研究者の日々
Episode 5 フィールドワークの物語
Episode 6 最終日には気をつけろ!
Episode 7 地味で楽しい行動観察
Episode 8 遺伝解析への挑戦
Episode 9 アリは何をしゃべっているのか
Episode 10 アリとコミュニケーションと進化
Episode 11 人間がアリ社会から学べること
著者等紹介
村上貴弘[ムラカミタカヒロ]
岡山理科大学理学部動物学科教授。1971年、神奈川県生まれ。茨城大学理学部卒、北海道大学大学院地球環境科学研究科博士課程修了。博士(地球環境科学)。研究テーマは菌食アリの行動生態、社会性生物の社会進化など。NHK Eテレ『又吉直樹のヘウレーカ!』ほかヒアリの生態についてなどメディア出演も多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。



