出版社内容情報
なぜ彼女たちは海を渡るのか?
総力取材敢行!
韓国、マカオ、カナダ、オーストラリア、台湾、シンガポール、カンボジア……。
コロナ禍より少し前から、日本人女性が「海外出稼ぎ売春」する例が増えている。
本書では、「海外出稼ぎ売春」という現象を体系的に捉えるため、さまざまな方法を
駆使して関係者に接触、そして多くの当事者に聞き取り取材を行った。
韓国では、売春に従事する日本人女性たちへの接触を試み、さらにカナダでは売春宿のオーナーへの取材も敢行した。また、売春を取り締まる側の当局側や、送り出す側のエージェントやスカウトにも取材を敢行し、その複雑な構造を明らかにした。
すると、裏で糸を引く「あるグループ」の存在が浮かび上がってきた。
特殊詐欺「ルフィグループ」を追った『ルフィの子どもたち』(扶桑社新書)の取材スタッフが送る、海外犯罪ドキュメント
そこで図らずも浮かび上がってきたのは令和という時代の「影」そのものだった――。
内容説明
日本人女性が海を渡ったそれぞれの理由。ひと晩53万円。仕事を辞め貯金が20万円に。簡単な仕事で稼げると誘われ…。韓国、マカオ、カナダ、オーストラリア、カンボジア、シンガポール、台湾…etc.徹底取材。
目次
序章 時代の映し鏡
第1章 韓国・ソウル(前編)―風俗嬢ナオの証言
第2章 韓国・ソウル(後編)―韓国人コンサルタントCとフリーターアオイの証言
第3章 中国・マカオ―看護師サクラの証言
第4章 オーストラリア・シドニー―日本人オーナー臼井と翻訳業リサの証言
第5章 カナダ・バンクーバー―中国人ボスMと元エステ嬢ミユの証言
第6章 カンボジア・プノンペン―飛田新地経営者Kとレイラの証言
第7章 台湾・シンガポール―警視庁保安課警察官と女子大生ツムギの証言
終章 「希望」と「現実」の間で
感想・レビュー
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