扶桑社文庫<br> 冬の子―ジャック・ケッチャム短篇傑作選

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扶桑社文庫
冬の子―ジャック・ケッチャム短篇傑作選

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  • サイズ 文庫判/ページ数 412p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784594098780
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

スティーヴン・キング絶賛! 
ケッチャムは、短篇も凄かった。
モダン・ホラー界の鬼才が贈る珠玉の19作。
『オフシーズン』の後日譚他、ブラム・ストーカー賞受賞の
「箱」「行方知れず」を含む、日本独自編集の傑作選登場。

『隣の家の少女』で知られるホラーの巨匠ジャック・ケッチャムは、短篇小説の名手でもあった。『オフシーズン』と『襲撃者の夜』のあいだを埋める恐怖体験を描く表題作ほか、ある箱を覗いてから食事をいっさいとらなくなった息子の姿を描く「箱」と、ハロウィンの夜に子供たちを受け入れようとする女性の物語「行方知れず」のブラム・ストーカー賞短篇賞受賞作2作を含む、日本独自編集の計19篇。現実的暴力と幻想的恐怖の果てに生まれる、静謐で哀切きわまる詩情。孤高の鬼才の精髄をご堪能あれ。

(収録作品)
収録作品
冬の子
作品

オリヴィア:独白
帰還
聞いてくれ
未見
二番エリア
八方ふさがり
運のつき
暴虐
三十人の集い
歳月
母と娘
永遠に
行方知れず
見舞い

炎の舞

内容説明

『隣の家の少女』で知られるホラーの巨匠ジャック・ケッチャムは、短篇小説の名手でもあった。『オフシーズン』と『襲撃者の夜』のあいだを埋める恐怖体験を描く表題作ほか、ある箱を覗いてから食事をいっさいとらなくなった息子の姿を描く「箱」と、ハロウィンの夜に子供たちを受け入れようとする女性の物語「行方知れず」のブラム・ストーカー賞短篇賞受賞作2作を含む、日本独自編集の計19篇。現実的暴力と幻想的恐怖の果てに生まれる、静謐で哀切きわまる詩情。孤高の鬼才の精髄をご堪能あれ。

著者等紹介

ケッチャム,ジャック[ケッチャム,ジャック] [Ketchum,Jack]
俳優、教師、出版エージェントなどの職業を経て、80年に『オフシーズン』(扶桑社ミステリー)で作家デビュー。本名はダラス・マイヤー。2011年、ホラー小説への貢献を讃えられ、ワールド・ホラー・コンベンションでグランド・マスター・アワードを受賞。2018年、逝去

金子浩[カネコヒロシ]
1958年生まれ。早稲田大学政治経済学部中退(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あたびー

40
読書会関連で、新刊なので読んどこうと思ったら、すごく面白かった!ケッチャムは「オフシーズン」「老人と犬」「閉店時間」しか読んでいない初心者なのだけれど、既読作品は全て暴力や性暴力に溢れていて、その中でもがき抵抗する人間の姿が描かれていた。しかしこの本はそれだけではない。なので、初心者の分際で「ケッチャム、こういうのも書くんだ!?」などと言う僭越な感想を抱いてしまう。奇妙な味あり、静かな悲しみあり、じんと心に沁みる風景あり、もちろんいつものもある。オススメしたい。2025/02/19

tonpie

39
ケッチャム初読み。短編集。スティーブンキングも激賞するアメリカのモダンホラー作家だが、「怖い」というより、ジンワリ「不思議で嫌な気持ち」にさせてくれる作風です。文体にはヘミングウェイ流のマチズモがあり、明朗で読みやすいのだが、作品のテーマと印象は深く病んでおりヨーロピアンで複雑な味わい。わたしの好みです。いちばんは性的な問題、特に小児性愛のイメージを散りばめてくる。性愛のバリエーションとして、フェティシズムや同性愛、サドマゾヒズムは、個人の趣味の範囲内だと思うが、↓2025/05/27

tonpie

35
面白すぎて二度読み。サリンジャーと対比。アメリカの田舎住まいの普通の市民の日常を素材に、魂や神秘を描くことができるのは、やはり、すごい才能ではないだろうか。同じことを目指したサリンジャーは、素材を選びすぎて結局書けなくなってしまった。ピュアな子供や傷ついた帰還兵や没落貴族の少女など、よく探してきたと思うけれど、やっぱり素材にこだわっていてはダメなんだと思う。ケッチャムは「ジャンクな素材」を別の視点から見ることができる。↓2025/05/29

Shun

35
ケッチャムの短編作品を集めた新刊本。ホラーだけじゃなく色んな味わいの短編を愉しめました。実に19篇もの作品が収められているので、じっくり愉しむならあまり一気読みはお勧めできません。この味わい深くも時々恐怖を煽ってくる作風は長編「隣の家の少女」の著者でありながら、短編にしか出せない良さというものが感じられました。中には解釈し難い締め括りの作品もありましたが、平穏な描写からやがて怖気を滲ませてくるようなホラー寄りの作品がやはり面白かった。またポストアポカリプス的な数少ないSF風の物語まで実に多種多様な1冊。2025/02/18

空猫

28
よくある日常が描かれていて、そこに少しの不安が入り込み、気付いた時には…(⁠ノ゚⁠0゚⁠)⁠ノ⁠~!!、の19作もの短編が各々違う趣向で楽しめるお得な一冊。 お気に入りは、作家ってヤツァ『作品』。猫好きにはツライ『帰還』。許してくれ『八方ふさがり』。ファンってヤツも『三十人の集い』。静かな恐怖『炎の舞』など。ケッチャムは万人受けはしないけれど上手いよね。 でもどちらかと言えば中・長編の方がやっぱり好きかな。2025/05/23

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