内容説明
ホットスプリングズ市警は、女性の死体を切り刻み、内臓を抜き出す残虐な連続殺人事件に頭を悩ませていた。本来ならFBIを呼ぶところだが、街のイメージが台無しになる。なるべく内密に捜査を行ってほしい、というのが、街のお偉方や資本家の希望だった。市警本部長ベティガーは一計を案じて、ベトナム帰りの元海兵隊軍曹にして天才的狙撃手ボブ・リー・スワガーを事件の捜査班に招く…。32歳のボブ・リーを探偵役に巨匠ハンターが新境地に挑む。中篇三部作最終章!
著者等紹介
棚橋志行[タナハシシコウ]
翻訳家。東京外国語大学外国語学部卒
ハンター,スティーヴン[ハンター,スティーヴン] [Hunter,Stephen]
1946年ミズーリ州カンザスシティ生まれ。68年ノースウェスタン大学卒業。71年ボルティモアサン紙に入社。書評担当などを経て映画批評担当になる。96年ワシントンポスト紙に転じ、映画批評部門のチーフとなる。2003年ピューリッツアー賞(批評部門)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
タツ フカガワ
55
1978年、3度のベトナム従軍で心に傷を負いアルコール依存症になった元海兵隊員ボブ・リー・スワガー。その彼がホットスプリングス市警から連続猟奇殺人事件の捜査協力を要請される。事件の被害者は若い女性がばかりで、内臓がすべて引き抜かれた凄惨な姿で発見されていた。地元では祖父チャールズ、父アールは今も伝説の刑事として語られる存在。スワガー一族の三代目ボブが難事件に挑む最終巻は、前2作にも増してハードボイルドな一作で、エンタメ色豊かな内容。読み進むほど面白さが増してきた三部作でした。2025/11/05
Richard Thornburg
30
感想:★★★ 三部作の第3弾完結編! 今回はボブ本人が主人公。 ホットスプリングズで女性の身体を切り刻み、内臓を抜き出して空っぽにする残虐な連続殺人事件にボブが挑みます。 本作では推理がメインでガンアクションは少なめ。 街のイメージを悪化させたくないのでなるべく内密な捜査を・・・といいながらも、破落戸連中には容赦ないボブ。 短編なのでざっくりとした大作り感は否めませんが、まぁまぁコンパクトになっていて楽しめたと思います。 2025/02/27
み
24
さくさくと♪32歳のボブさんに何となく違和感を感じてしまう。とはいえ、ボブさんがカッケーことに変わりはなく。お話しは、粗い印象ですが楽しみました。2025/05/04
タナー
19
三部作完結編。読み易いのは良いのだが、展開があまりにもザックリし過ぎていて、解説を読まないとちょっと理解できないかな。まぁ、残虐な連続殺人を扱った物語で、それ自体は悪くはないのだが...。再読の必要ありかも。2025/02/24
MJ
15
ボブ・スワガーが挑む連続猟奇殺人事件。ジェフリー・ディーヴァー作リンカーン・ライムシリーズの様な設定でボブ・スワガーが大活躍!最高だ‼︎2025/03/11




