扶桑社新書<br> 「ルフィ」の子どもたち

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扶桑社新書
「ルフィ」の子どもたち

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  • サイズ 新書判/ページ数 224p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784594096014
  • NDC分類 368.6
  • Cコード C0295

出版社内容情報

被害総額60億円。大規模特殊詐欺、強盗、殺人。通称「ルフィ」事件にかかわった
実行犯13人の素顔

あまりに短絡的で、心も懐も貧しくなった~現代日本の写し鏡「広域特殊詐欺事件」実行犯たちの知られざる素顔に迫る!

フィリピンに潜伏し、指示をしていた今村磨人をはじめとする4人の幹部が強制送還され逮捕されたが、未だ被害は減っておらず、いまだに日本を震撼させている広域特殊詐欺事件。

2023年1月19日、狛江で強盗殺人事件が発生した。「ルフィ」を名乗る今村たちから指示を受けた、実行犯による犯行であった。実行犯、カネの受け子、アポ電などのかけ子など、犯人逮捕で次第に明るみになっていった構造。実行犯たちはいったいどうそうした犯罪に関わるようになったのか?

そこに透けてくるのは、犯行の動機はあまりにも短絡的で、周囲の環境の悪さだった。逮捕されたのは20代を中心とする若者であった。闇バイト、貧困、若者たちが直面していたものとは? 
ルフィ周辺からどう指示され、どう仲間を集め、犯行に至り、逮捕されたのか?
 実行犯たちの親族、近隣を訪ね歩き、その素顔に迫ったルポルタージュ。

内容説明

被害総額60億円。大規模特殊詐欺、強盗、殺人、通称「ルフィ事件」にかかわった容疑者12人の素顔。

目次

資料 ルフィらが関与・起訴された事件
第1章 逃げてばかりの人生―加藤臣吾(24歳・職業不祥)
第2章 連続強盗の代償―永田陸斗(21歳・土木作業員)
第3章 自衛官の父との確執―上野晴生(23歳・自称タレント)
第4章 住所不定、陸上自衛官―中桐海知(23歳・自衛官)
第5章 4人の子と3人の“妻”―福島聖悟(34歳・柔道整復師)
第6章 ルフィを壊滅させた女―柴田千晶(33歳・飲食店勤務)/山田李沙(27歳・風俗店勤務)
第7章 “ナミ”の帰還―寺島春奈(28歳・飲食店勤務)/熊井ひとみ(25歳・無職)
第8章 ルフィ後の強盗事件―瓜田翔(20歳・とび職)/江口将匡(20歳・専門学校生)/土岐渚(22歳・とび職)
第9章 ルフィの正体―今村磨人(38歳・職業不詳)

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

139
福沢諭吉は間違っていた。天は人の上に人を造り人の下に人を造った。騙す奴と騙される奴、利用する者とされる者、物事を考えられる人と考えられない人を。努力を嫌い、刹那的な生き方しかできず、儲け話に見境なく飛びつく愚かさは救い難い。一連のルフィ事件で明らかになった格差は残酷なほどだが、そんな連中を食い物にして金を稼ぐシステムが完成しているとは。資産家名簿が闇で売買され、頭の足りない連中を闇バイトで誘って強盗させ、失敗すれば切り捨てるノウハウを教える講習会に幹部たちは出ていた。ルフィの奥に潜む闇は恐ろしいほど暗い。2024/05/27

警蓮社峻譽身阿

13
Audible。闇バイトを使って強盗をさせた指示役が名乗っていたアカウント名を用いたいわゆるルフィ事件のルポ。ルフィ達ももともと特殊詐欺グループとして活動していたが、国内でも警戒感が高まり、また競合が生じたため方向転換を図った先が強盗だったという。強盗は当然直接的暴力を要するためリスクが高く、また成果の確保も大変であるが、やむなく杜撰なやり方で始められた。しかし実行役のリクルートには成功しており、それがいつの間にか社会規範が低下していることがセンセーショナルに受け取られたところにこの事件の衝撃がある。2025/01/06

しげ

11
近所の人や、職場の同僚、学生時代の同級生の証言から、犯人たちのうっすらとした輪郭に触れることができました。決して真面目ではないけれど、このぐらいのルーズさを持った人や享楽的な考え方をする人は、どこにだっているだろうな、という意味で「普通」の枠内にいる人だったことに驚きました。人間は、ラクな方へと流されてしまうもの。流れを作り、それに乗せることで成立しているスキームだと感じました。2024/12/24

なちょす

5
ルフィ一関連の強盗詐欺事件に関わったメンバーに関するルポ。EXITの兼近もちょこっと登場。結局捕まったのも使われている側で、黒幕はまだまだ幅を聞かせているのだろう。闇バイトで犯罪に手を染めたメンバーは、どこにでもいそうな若者ばかり。ギャンブル依存とか借金とか、足を踏み外す段階は誰にでもあって、どっちに転ぶかは紙一重という気がした。2025/04/20

ウッチー

4
「ルフィ」として世の中をにぎわせた特殊詐欺グループと、その手下の犯罪や生い立ちに迫ったルポ。少し前に読んだ「ルポ・特殊犯罪」と似た内容・構成なので、2冊も読む必要はなかった。本作は詐欺よりも強盗がメインのため、実行犯の若者に対しても厳しめの視点の内容になっている。犯人の親が責任をとって賠償金を払うような事例も紹介されており、まともな家庭環境に育った子供でも一歩間違えれば凶悪犯罪の加害者に豹変してしまう恐ろしさを感じた。事件を追っている警察の皆様には感謝の気持ちしかない。2024/11/30

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