扶桑社新書<br> ルーズヴェルト政権の米国を蝕んだソ連のスパイ工作―「米国共産党調書」を読み解く

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扶桑社新書
ルーズヴェルト政権の米国を蝕んだソ連のスパイ工作―「米国共産党調書」を読み解く

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  • サイズ 新書判/ページ数 304p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784594094218
  • NDC分類 319.380
  • Cコード C0295

出版社内容情報

“彼ら”はあらゆる場所にいた!

第二次世界大戦前夜――
ソ連のコミンテルンと米国共産党は、アメリカ社会に大掛かりな工作活動を仕掛けていた。
それは、当時のルーズヴェルト大統領の民主党政権内部から、マスコミ、作家、ハリウッド、演劇界、労働組合、キリスト教団体、ユダヤ系団体、教育者、学生、婦人団体など、あらゆる階層に及んだ。

日本外務省ニューヨーク総領事館が昭和14(1939)年に作成した機密文書「米国共産党調書」で明らかになった恐るべきソ連のスパイ活動の実態!

ルーズヴェルト政権下でソ連・コミンテルン、米国共産党のスパイがどの程度大掛かりな秘密工作を繰り広げていたのか。その全体像を提示しているのがこの『米国共産党調書』だ。ある意味、「ヴェノナ文書」に匹敵するぐらい、衝撃的な内容がここには記されている。
あの外務省が、コミンテルンや米国共産党に関する詳しい調査報告書を作成していたと聞いて驚く人もいるかもしれない。しかもその内容たるや、スパイ映画顔負けのディープな世界が描かれている。
(「はじめに」より)

※本書は2020年3月に発行した『日本外務省はソ連の対米工作を知っていた』((育鵬社)を改題し、2022年2月に起こったロシアによるウクライナへの全面侵略を踏まえて加筆・修正を加えて新書化したものです。

【目次】
第一章 戦前の日本のインテリジェンスと国際共産主義
第二章 『米国共産党調書』作成の背景
第三章 米国を覆った「赤の恐怖」
第四章 内部抗争から「統一戦線」へ
第五章 スパイを送り込め――内部穿孔工作
第六章 スパイとテロリストの養成
第七章 ユダヤ工作と活動資金
第八章 マスコミとハリウッド乗っ取り工作
第九章 反日宣伝を繰り広げたキリスト教・平和団体
第十章 第二次大戦後、明らかになった対米秘密工作

内容説明

日本外務省ニューヨーク総領事館が昭和14(1939)年に作成した機密文書「米国共産党調書」で明らかになった恐るべきソ連のスパイ活動の実態!“彼ら”はあらゆる場所にいた!!第二次世界大戦前夜―ソ連のコミンテルンと米国共産党がアメリカに仕掛けた工作活動の全貌!

目次

第1章 戦前の日本のインテリジェンスと国際共産主義
第2章 『米国共産党調書』作成の背景
第3章 米国を覆った「赤の恐怖」
第4章 内部抗争から「統一戦線」へ
第5章 スパイを送り込め―内部穿孔工作
第6章 スパイとテロリストの養成
第7章 ユダヤ工作と活動資金
第8章 マスコミとハリウッド乗っ取り工作
第9章 反日宣伝を繰り広げたキリスト教・平和団体
第10章 第二次大戦後、明らかになった対米秘密工作

著者等紹介

江崎道朗[エザキミチオ]
評論家・情報史学研究家、麗澤大学客員教授。1962(昭和37)年東京都生まれ。九州大学卒業後、月刊誌編集、団体職員、国会議員政策スタッフを務めたのち、現職。安全保障、インテリジェンス、近現代史などに幅広い知見を有する。2019年第20回正論新風賞受賞。オンラインサロン「江崎塾」主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ジュンジュン

10
「米国共産党調書」とは、1939年当時、日本の外務省が作成したソ連コミンテルンの対米工作の実態を纏めた報告書の事。この調書から戦前日本が持っていたインテリジェンス能力(諜報活動)のレベルを検証していく。FBIの協力があったとはいえ、その調査分析能力に驚く。残念ながら、用いる側(政府や軍部)が生かせなかったが。昨今の情勢から、著者は常々”情報戦”(インテリジェンス機関)の重要性を提唱している。2023/06/06

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