内容説明
「何かをやめることは、私が私で生きるための人生後半の大掃除だった気がします」。「暮らしのおへそ」ディレクター、イチダさんの大人もっとラクチンに生きられるコツ34、待望の文庫化!
目次
心のこと(欠点を無理して直すのをやめる;「わかってからやる」をやめる ほか)
おしゃれのこと(ファンデーションをやめる;疲れる靴をやめる ほか)
食べること(おがすを1品作るのをやめる;じゃがいもを丸ごと茹でるのをやめる ほか)
日々の暮らしのこと(夜、仕事をするのをやめる;手紙をやめる ほか)
著者等紹介
一田憲子[イチダノリコ]
OLを経て編集プロダクションに転職後フリーライターとして女性誌、単行本の執筆などを手がける。2006年、企画から編集、執筆までを手がける『暮らしのおへそ』を2011年『大人になったら着たい服』(共に主婦と生活社)を立ち上げる。そのほか、『天然生活』『暮らしのまんなか』などで執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
春はあけぼの
14
真面目に忙しく働いてきちんとした生活をされてきて、年令と共に少し肩の力を抜き、考え方を変えてみたという著者さん・・。 著者さんより年上と思われる私は、100点ではなくずっと70点の生活だったわと振り返った。 友人たちとも、一時は可愛いコーヒーカップを揃えたりして互いに影響しあってきた。そして今は、シンプルで物を増やさない。 そういう過程も懐かしく、この本を読みながら思い出した。2024/05/11
ゴロチビ
5
読メで著作を見かけて著者の本をいくつか覗いてみた。この本はわたなべぽんさんのエッセイ「やめてみた」の漫画無し版と受けとめたが、著者はおそらく自分と同じか少しお若い世代。なのでやめる内容もそれ相応なのだ。ただ、まだまだ見栄が捨てられないというか、今までこんなに頑張って来ましたがもう若くはないのでちょっと力を抜いてみました…的な、どこかに"やっぱり素敵!"と思われたい気持ちが見え隠れして素直に共感できない。(じゃどんなんなら共感するんだ?ww)そもそも著者は「やめること=負け」なんてちっとも言ってないのにね。2023/07/28
ひつじ
4
一田さんほどではないけど自分も優等生体質があるので変なところ真面目になってる気がする。とは言え年齢的にもどの程度手を抜くかとかはもう少し頑張ってみてから考えてもいいかなと思った。2025/06/08
Humbaba
3
これまでと同じことを続ける。それは楽なことではあるが、そもそも過去の自分の生活習慣が今の自分にも合っているとは限らない。とてもやりたかったことを無理して取りやめる必要はないものの、本当に必要であるかというのを考えてみることは大切である。やめてみると意外と自分の生活にあっていると感じることも多くあり、そうしてより良い習慣を作っていくことができる。2025/05/11
きのこ
3
はじめての著者。若い頃はしゃにむに何でもやっていたのが、歳をとってやめたことが列挙されている。例えば高級下着や反省することや掃除を完璧にすることなど。自分も歳をとっているせいか、ああもう前から止めていたわ、と言うことも多かった。やめると言う事は、それ以前はたくさんのことを全てやろうとしていたと言うことであり、とてもきちんとした生活をしてきた人なんだろうなと思う。自分など最初から楽に流れる生活をしているから、もう少し頑張ったほうがいいのかとも思った。2022/11/18