出版社内容情報
TOKYOFMで先行ラジオドラマ化。コロナ禍で黙殺される社会の実像に迫る切実なるルポルタージュ!
感染者数、ワクチン接種率……コロナ禍が社会に及ぼしている影響は、決して単純な数字だけで表せるものではない。
政治やメディアが連日、数字に一喜一憂する陰で、この国に一体何が起こっているのか?
著者は2020年秋から、「新型コロナ災害緊急アクション」の活動に密着取材。
そこで出会ったのは、SOSを出したくても出せない人、「生活保護だけは嫌!」と表情をこわばらせる人……。
「日本全体の底が抜けちゃった感じがする」
黙殺され続けるコロナ禍の社会の実像に迫る切実なるルポルタージュ。
これは誰しものすぐ隣にある現実――。
内容説明
追い詰められた人たちのSOS。駆け付けて灯すハザードランプ。コロナ禍の日本で今、何が起きているのか?
目次
第1章 「生活保護だけは受けたくない」という現実―消えない“スティグマ”
第2章 ケースワーカーの事情―誰も望まない「扶養照会」
第3章 無低―行政が片棒を担ぐ貧困ビジネス
第4章 「最終的には生活保護」―「無低送り」を知ってなお、そう言えるのか?
第5章 脱法ドミトリー―放置され続ける住まいの貧困
第6章 雇用崩壊―リーマン・ショックとは異なる闇
第7章 SNSヤミ金―コロナ禍のアリ地獄
第8章 コロナ禍の女性―ぎりぎりまで耐えた先にあるもの
最終章 きれいごとではない支援の現場―それでも、生きていてくれればいい
著者等紹介
藤田和恵[フジタカズエ]
ジャーナリスト。1970年、東京生まれ。北海道新聞社会部記者を経て2006年よりフリー。事件、労働、福祉、貧困問題を中心に取材、執筆活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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