出版社内容情報
新史料の発見や発掘調査などによって歴史上の人物や出来事の解釈が変わり、過去の話にも関わらず歴史は“進化”している。それに伴い学校で習う日本史も変わっている。
本書では、「大化の改新は645年ではない」「古墳時代終末期に登場する八角墳とは?」などの近年の教科書変化を取り上げるとともに、これから教科書に載るであろう最新の日本史研究成果を紹介する。
例えば、「織田信長は天下統一を目指していなかった」「坂本龍馬は薩長同盟に関与しておらず、船中八策はフィクションだった」などの説だ。
加えて、「幕末に天然痘のワクチンを普及させ多くの命を救った殿様」や世界遺産級の近代遺産「高輪築堤」など、ぜひとも教科書に載せたい歴史も取り上げている。
一方で、教科書に載る歴史人物の中には、人には知られたくないだろう不都合な真実もあるが、そうしたエピソードも紹介している。
教科書が変化する面白さと、新説の驚きを堪能できる一冊。
■もくじ
1章 こんなに変わった日本史の教科書
2章 教科書で習ったと思い込んでいる日本史
3章 ぜひとも教科書に載せたい新歴史
4章 教科書に載らない意外で驚きの日本史
5章 教科書に載せられない不都合な日本史
内容説明
教科書には載らないけれど知っておきたい歴史、最新の日本史はこう変わっている!
目次
1章 こんなに変わった日本史の教科書(縄文時代の土偶は、いったい何のためにつくられたのか?;世界遺産となった仁徳天皇陵は、教科書では「大仙古墳」で被葬者は複数? ほか)
2章 教科書で習ったと思い込んでいる日本史(大化の改新の中心人物は、中大兄皇子ではなかった?;江戸時代の日本人は、牛や豚など獣肉をまったく食べなかった ほか)
3章 ぜひとも教科書に載せたい新歴史(お歯黒という不思議な化粧文化;名君によって幕末から始まったワクチン接種 ほか)
4章 教科書に載らない意外で驚きの日本史(日本史にまつわる「色」の話;江戸時代に温泉を経営した高田藩の涙ぐましい改革 ほか)
5章 教科書に載せられない不都合な日本史(保元の乱で敗れた藤原頼長の人に見せられない秘密の日記;あまりに情けない平氏の総帥・平宗盛の最後に隠された真実 ほか)
著者等紹介
河合敦[カワイアツシ]
歴史研究家・歴史作家・多摩大学客員教授、早稲田大学非常勤講師。1965年、東京都生まれ。青山学院大学文学部史学科卒業。早稲田大学大学院博士課程単位取得満期退学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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