扶桑社文庫<br> 殿様は「明治」をどう生きたのか〈2〉

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扶桑社文庫
殿様は「明治」をどう生きたのか〈2〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 244p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784594089047
  • NDC分類 210.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

江戸時代に各地を治めていた藩主は、明治四年の廃藩置県によって国元から切り離されて強制的に東京住まいとなった。戊辰戦争で勝った大名も負けた大名も一緒くたに、領地は没収され、家臣は解散させられた。
最後の将軍、徳川慶喜は狩猟や写真に生きることで自分の政治力を封印した。
慶喜の兄、鳥取藩の池田慶徳は、誠実さと勤勉さで藩をまとめ、維新後も領民を気にかけ、国家に尽くし、飄然と世を去った。
そのほか地方行政に腕をふるった上総の一宮藩一万石の加納久宜、商社を経営しクリスチャンとなった三田藩九鬼義隆、箱館戦争まで参戦後二十年隠棲した最後の老中安藤政信など、十二名の元殿様の知られざる波乱に富んだ生き様を、人気歴史研究家の河合敦先生が紹介する。

内容説明

版籍奉還、廃藩置県によって、戊辰戦争に勝った大名も負けた大名も一緒くたに、領地は没収、家臣は解散となった。趣味に生きることで、自分の政治力を封印した最後の将軍・徳川慶喜。十四歳で鳥取の藩主となった慶喜の兄・池田慶徳は、誠実さと勤勉さで藩をまとめ、維新後も領民を気にかけ、国家に尽くし、飄然と世を去った。そのほか地方行政に腕をふるった上総の一宮藩一万石の加納久宜など、十二名の元殿様の知られざる波乱に富んだ生き様を人気歴史研究家の河合敦先生が紹介する。

目次

第1章 老兵は去るのみ(徳川慶喜(将軍家)―趣味に生きるしかなかった最後の将軍
安藤信正(磐城平藩)―運に見放される契機となった襲撃事件での失態
小笠原長行(唐津藩)―徳川幕府最後の老中が迎えた数奇な運命
池田慶徳(鳥取藩)―将軍の兄は父も認めるほどの「男前」)
第2章 新時代を生きる(伊達宗城(宇和島藩)―新政府でも重用された先見の明
九鬼隆義(三田藩)―商社を興しクリスチャンになった十三代目
松平乗謨(田野口藩)―“日赤の母”と呼ばれた博愛のお殿様
鍋島直大―社交界の花形だった「プリンス・ナベシマ」)
第3章 郷里とともに(細川護久(熊本藩)―政争渦巻く藩内を改革した進歩系君主
加納久宜(一宮藩)―万石の殿様から町長になった男
井伊直憲(彦根藩)―「彦根の夜明け」に尽くした隠れた名君
酒井忠篤(庄内藩)―“大西郷”を敬愛し続けた庄内人)

著者等紹介

河合敦[カワイアツシ]
歴史研究家・歴史作家・多摩大学客員教授、早稲田大学非常勤講師。1965年、東京都生まれ。青山学院大学文学部史学科卒業。早稲田大学大学院博士課程単位取得満期退学。歴史書籍の執筆、監修のほか、講演やテレビ出演も精力的にこなす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ウッチー

13
 前作も面白かったが、本作もなかなか楽しめた。やはり、歴史上の大役の後は注目されにくいところなので、非常に面白く感じた。また、巻末の大名屋敷ガイドも面白かった。2022/04/27

バーバラ

12
前作同様読み応え十分。今回は登場人物が少し減ったので、その分1人分のボリュームがあり短編のドキュメンタリーを読んでいるような気分になった。本編も面白かったが今回も巻末のおまけが楽しい。登場する大名の江戸屋敷は現在何になっているかを示す一覧表で行き慣れた場所がかつてどこの藩の屋敷であったかわかる。同時に大都会でありながら東京の都心には緑が多いのも大名屋敷の跡地が多いからだと改めて頷ける。コロナですっかりご無沙汰だけど今度赤坂サカスでランチする時はかつてここの主だった広島藩主やご家来衆に思いを馳せてみよう。2022/02/18

bapaksejahtera

12
先般読んだ本の続編。そこで漏れていた徳川慶喜が冒頭採り上げられる。一時は東照神君家康公の再来と期待された彼は、結局趣味人として生きる外はなかったと本書は述べる。同時代、立場の異なる人物の人生を追うことでその時代への認識を深めることとなるのは前書と同じ。本書に述べる通り、人格者で名君の下では革命期の傑物は生じないことは事実に違いない。その中で小大名当主の立場を利して活躍した加納久宣の事績は読んでも心地よい。極めて軽いタッチで読み易い入門書的な良書とは思うが、他方膨大な人物の登場は混乱の元ともなるだろう。2021/08/24

とり

8
新たな殿様の話が出てくるたびに幕末まで時間を遡るので、何かタイムリープものの小説でも読んでいるような気分になってくる。それでいて、時間を遡るたびに違う視点で歴史を眺めることになるので、少しずつ話に厚みが出てくる。まさに歴史を紡いでいる。前所とあわせて、何となくこの時代の空気がわかったような気分になった。2023/02/27

路地裏のオヤジ

8
江戸から明治の激動の時代を生きたお殿様の生き様。各々だが旧領地の民を忘れずに尽くすお殿様たちは流石でした。2022/02/06

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