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出版社内容情報
感染症、戦争、災害、孤独……
不安で覆われた世の中に必要なのは
「いのち」の居場所をつくること――
軽井沢病院・院長として「すべての『いのち』が輝ける場所づくり」を始めた著者が語る、
これからの医療・社会のあり方とは!?
「ウイルス」というのは人間側が便宜的につけた名前でしかなく、すべては「いのち」なのです。「いのち」こそが、自然を満たしているのです。今は「いのち」の力や働きを中心にした世界へと移っていく時代の過渡期だと思います。社会が「いのち」あるものになるために、自然界にある「いのち」の力こそが、芯となり軸となり核となって移行していくでしょう。先人としての死者たちから多くのことを学びながら、見通しがない先に一条の光を見つけ、自分のいのちを輝かせて新しい未来へと踏み出していく。社会と無関係に動くのではなく、社会の一員として責任と覚悟を持って生きていく。現代はまさにそうした分岐のY字路に立っているのではないでしょうか。(「まえがき」より)
目次
はじめに いのちを芯にした、あたらしいせかい
第1章 いのちといのち
第2章 人と人
第3章 心と体
第4章 生と死
第5章 生と死 心と体 人と人 をつなぐ
第6章 あたらしいせかいを生きる
おわりに 「いのちの居場所」を巡って
著者等紹介
稲葉俊郎[イナバトシロウ]
1979年熊本生まれ。医師、医学博士。軽井沢病院院長。2014年に東京大学医学系研究科内科学大学院博士課程を卒業(医学博士)。2014~2020年3月、東京大学医学部付属病院循環器内科助教。2020年4月から軽井沢へと拠点を移し、信州大学社会基盤研究所特任准教授、東京大学先端科学技術研究センター客員研究員(山形ビエンナーレ2020芸術監督)を兼任。2022年4月から軽井沢病院院長。「全体性」を取り戻す、新しい社会の一環としての医療のあり方を模索している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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