出版社内容情報
さまざまな細胞に分化することができる多能性細胞「iPS細胞」。この細胞の作成に成功し、ノーベル賞を受賞した山中伸弥教授と、ウイルス学の権威・畑中正一名誉教授の対談集。医療の未来に迫る。
内容説明
本人の細胞から作成でき、様様な細胞に分化することができる多能性細胞「iPS細胞」。この細胞の作成に世界で初めて成功し、2012年にノーベル医学/生理学賞を受賞した山中伸弥京都大学iPS研究所所長と、ウイルス研究の権威である畑中正一京都大学名誉教授が、iPS細胞のできるまで、研究の現状、そしてこの世紀の大発見から期待される医療の未来への展望まで幅広い内容を語り合った対談集。
目次
第1話 iPS細胞が動いた
第2話 iPS細胞とは
第3話 険しかった道のり
第4話 4つの遺伝子の謎
第5話 なぜウイルスを使うのか
第6話 克服しなければならない課題
第7話 ひろがる人類の夢
第8話 研究者への道
文庫版特別収録 畑中正一名誉教授インタビュー
著者等紹介
山中伸弥[ヤマナカシンヤ]
1962年大阪府生まれ。神戸大学医学部卒業、大阪市立大学大学院医学研究科修了(博士)。米グラッドストーン研究所博士研究員。大阪市立大学医学部助手、奈良先端科学技術大学院大学遺伝子教育研究センター助教授および教授を経て、2004年京都大学再生医科学研究所教授、08年京都大学物質‐細胞統合システム拠点iPS細胞研究センター長、10年4月から京都大学iPS細胞研究所所長。12年から国際幹細胞学会理事長。12年、ノーベル医学/生理学賞を受賞
畑中正一[ハタナカマサカズ]
1933年大阪府生まれ。京都大学医学部卒業。アメリカ国立衛生研究所主任研究員、パスツール研究所客員教授を経て、80年京都大学ウイルス研究所所長、91年同所長。95年シオノギ医科学研究所所長。97年塩野義製薬株式会社代表取締役副社長。2000年~04年同相談役。京都大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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