出版社内容情報
日本版「ヴェノナ文書」!!
第二次世界大戦前夜、旧ソ連コミンテルンは米国共産党を操り日米対立を煽った。
その恐るべき反日プロパガンダ工作の全貌を報じた極秘文書の内容を明らかにした本書は、
現在進行形の共産主義の脅威に立ち向かうための必読書である。
戦前の日本の対外インテリジェンス活動が極めて優れていたことを示す機密文書が存在している。それが昭和十四(一九三九)年に日本外務省ニューヨーク総領事館によってまとめられた機密文書『米国共産党調書』で、本書はその全文の現代語訳である。
この『調書』には、米ルーズヴェルト政権下でソ連のコミンテルンと米国共産党のスパイがどの程度大掛かりな「秘密」工作を繰り広げていたのか、その全体像が詳細に記録されている。しかもその内容たるや、スパイ映画顔負けのディープな世界が描かれているのだ。
内容は三章構成になっている。
第一章は「沿革」、つまり米国共産党の歴史である。
第二章は「概説」で、ソ連、コミンテルン、米国共産党の戦略と工作方法などについて解説している。
第三章は「共産党の組織および活動」で、米国共産党の組織の全体像とともに、米国社会の各分野への工作について具体的に紹介している。これを見れば、米国共産党がどのような層への工作を重視していたのかがよく分かる。
戦前の日本外務省が、コミンテルンや米国共産党に関する詳しい調査報告書を作成していたと聞いて驚く人もいるかもしれないが、当時の国際情勢を分析するためには、米国共産党やソ連・コミンテルンの動向分析が必要だったのだ。
(「はじめに」より)
内容説明
第二次世界大戦前夜、旧ソ連コミンテルンは米国共産党を操り日米対立を煽った。その恐るべき反日プロパガンダ工作の全貌を報じた極秘文書の内容が明らかに!
目次
第1章 沿革
第2章 概説(コミンテルンまたはソ連政府との関係;米国共産党当面の目標;具体的工作方法;米国共産党運動の限界;米国共産党の組織大要)
第3章 共産党の組織および活動(米国共産党現勢;共産党入党手続きおよび党費分担;米国共産党の資金関係;各級地方支部;全国代表会議;全国委員会;政治委員会;執行委員会;全国統制委員会;米国共産党本部)
著者等紹介
江崎道朗[エザキミチオ]
評論家。1962(昭和37)年東京都生まれ。九州大学卒業後、月刊誌編集、団体職員、国会議員政策スタッフを務めたのち、現職。安全保障、インテリジェンス、近現代史などに幅広い知見を有する。産経新聞「正論」欄執筆メンバー、日本戦略研究フォーラム政策提言委員。2019年第20回正論新風賞受賞。著書に『日本は誰と戦ったのか』(KKベストセラーズ、第1回アパ日本再興大賞受賞)他多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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