歴史バカの壁―日本人とアメリカ人の歴史の誤解という分厚い壁を打ち砕く!

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歴史バカの壁―日本人とアメリカ人の歴史の誤解という分厚い壁を打ち砕く!

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  • サイズ 46判/ページ数 190p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784594085599
  • NDC分類 210.04
  • Cコード C0095

出版社内容情報

なぜ、誤解しあうのか?

日本人とアメリカ人の

歴史の誤解という

分厚い壁を

打ち砕く!



主な項目

◎「エンペラー」に対する西洋人の誤解が日本を不幸にした

◎日本が責められている「問題」は捏造されたもの

◎病的な嘘つきと歴史戦を戦わねばならない日本

◎日本人が誤解しているアメリカ史

◎南北戦争は奴隷解放のために行われたものではない

◎アメリカでなぜ銃が禁止できないのか

◎奴隷解放でさらにひどい目に遭った黒人たち

◎リベラルが好む被害者の歴史

◎自国の足りないところしか見ることができない日本人

◎アメリカよりも多様性を尊重している日本



世界の人々は、日本および日本史、日本文化について多くの誤解をしています。日本文化の一般的なイメージといえば、「ゲイシャ」「スシ」「ニンテンドウ」などですが、そうした浅い層の下には、かなり強い偏見が潜んでいます。それは、「日本人は残酷な民族で、過去に他国に対してとんでもない犯罪を行った」というものです。それが原因かわかりませんが、世界の人々が日本の歴史を考えるとき、とても暗い光景が心に浮かんでくるようです。それは英語で議論する際によくぶつかる壁です(「バカの壁」の類かもしれません)。とにかく分厚くて高い壁で、打ち壊すことも乗り越えることも非常に困難な障壁となっています。本書は、その壁を攻める新しい方法の一つの実験といえるでしょう。

目次

1 日本の歴史に対する誤解(日本に対する誤解・偏見と戦う;学ばなければ誤解したままで終わる;日本と西洋で異なる「エンペラー」の意味 ほか)
2 アメリカの歴史に対する誤解(日本人が誤解しているアメリカ史;善悪・白黒をはっきりさせたいアメリカ;アメリカ人の目でアメリカ史を見てしまう日本人 ほか)
3 アメリカの希望は日本(自国の足りないところしか見ることができない日本人;国のために働いている人への尊敬心を持とう;本来の姿を取り戻し、自分の国は自分たちで守ろう ほか)

著者等紹介

モーガン,ジェイソン[モーガン,ジェイソン] [Morgan,Jason]
麗澤大学外国語学部准教授。歴史学者。日本史研究者。1977年、アメリカ合衆国ルイジアナ州生まれ。テネシー大学チャタヌーガ校で歴史学を専攻後、名古屋外国語大学、名古屋大学大学院、中国昆明市の雲南大学に留学。その後、ハワイ大学の大学院で、東アジア学、特に中国史を専門に研究。卒業後は、韓国の慶尚北道英陽郡で英語教師として滞在。再び日本に戻り、翻訳に従事。2014~2015年、フルブライト研究者として早稲田大学法務研究科で研究。2015年4月、一般社団法人日本戦略研究フォーラムの定例シンポジウム「『歴史戦』をどう闘うか」に登壇し、「ナチス・ドイツと日本帝国は同類か―東京裁判史観が偏向する所以―」と題し日本語で講演。欧米社会で定説となっている偏向した歴史認識について糺した。2016年、ウィスコンシン大学で博士号を取得。一般社団法人日本戦略研究フォーラム研究員を経て、2019年4月より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

軍縮地球市民shinshin

9
「日本史に対する誤解」と「アメリカ史に対する誤解」のおよそ二本立ての構成。面白いのは断然後者だが、理論的な話もあって説明不足の感がある。著者の言っていることはかなり高度なことを言っているのではないかと感じた。著者の言う「米北部のリベラル層」は最近黒人やインディアンなどの弱者を発見して、彼らの社会保障や福祉を手厚くしろと主張して政府批判をしているが、却って甘やかすことになっており真の自立とは程遠いと喝破する。マイノリティーを甘やかして自身を優位な状態に置くという北部リベラルの「差別意識」を批判している。2021/09/11

さと

2
アメリカ人から日本の見られ方はそうなんだろうなと、思う。アメリカ人の中のアメリカの見方もいろいろ、奴隷解放後の差別と歴史が分かりやすかった。2022/11/29

Tomatoma Toma

2
1人のアメリカ人の描いた 日米歴史。日本の立場に立っている2020/10/11

残心

0
一般のアメリカ人は政府をいっさい信頼していないそうで、銃のない暮らしは考えられないということです。 歴史的には、黒人が自分と自分の家族を守るためには銃が必要だったらしい。 (西洋およびアメリカの歴史が人種差別の宝庫だというのはいろんな本で読んだことがあります。) また、アメリカが社会主義的であり、北部リベラルが支配している国で、極めて排他的ということです。 最近は黒人問題が話題ですが、女性差別やLGBTなど、弱者をつくって差別を煽る手法が多い。 著者は字数制限のためか、急いでいて言葉足らずな所が見られた。2021/09/03

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