出版社内容情報
なぜ、誤解しあうのか?
日本人とアメリカ人の
歴史の誤解という
分厚い壁を
打ち砕く!
主な項目
◎「エンペラー」に対する西洋人の誤解が日本を不幸にした
◎日本が責められている「問題」は捏造されたもの
◎病的な嘘つきと歴史戦を戦わねばならない日本
◎日本人が誤解しているアメリカ史
◎南北戦争は奴隷解放のために行われたものではない
◎アメリカでなぜ銃が禁止できないのか
◎奴隷解放でさらにひどい目に遭った黒人たち
◎リベラルが好む被害者の歴史
◎自国の足りないところしか見ることができない日本人
◎アメリカよりも多様性を尊重している日本
世界の人々は、日本および日本史、日本文化について多くの誤解をしています。日本文化の一般的なイメージといえば、「ゲイシャ」「スシ」「ニンテンドウ」などですが、そうした浅い層の下には、かなり強い偏見が潜んでいます。それは、「日本人は残酷な民族で、過去に他国に対してとんでもない犯罪を行った」というものです。それが原因かわかりませんが、世界の人々が日本の歴史を考えるとき、とても暗い光景が心に浮かんでくるようです。それは英語で議論する際によくぶつかる壁です(「バカの壁」の類かもしれません)。とにかく分厚くて高い壁で、打ち壊すことも乗り越えることも非常に困難な障壁となっています。本書は、その壁を攻める新しい方法の一つの実験といえるでしょう。
目次
1 日本の歴史に対する誤解(日本に対する誤解・偏見と戦う;学ばなければ誤解したままで終わる;日本と西洋で異なる「エンペラー」の意味 ほか)
2 アメリカの歴史に対する誤解(日本人が誤解しているアメリカ史;善悪・白黒をはっきりさせたいアメリカ;アメリカ人の目でアメリカ史を見てしまう日本人 ほか)
3 アメリカの希望は日本(自国の足りないところしか見ることができない日本人;国のために働いている人への尊敬心を持とう;本来の姿を取り戻し、自分の国は自分たちで守ろう ほか)
著者等紹介
モーガン,ジェイソン[モーガン,ジェイソン] [Morgan,Jason]
麗澤大学外国語学部准教授。歴史学者。日本史研究者。1977年、アメリカ合衆国ルイジアナ州生まれ。テネシー大学チャタヌーガ校で歴史学を専攻後、名古屋外国語大学、名古屋大学大学院、中国昆明市の雲南大学に留学。その後、ハワイ大学の大学院で、東アジア学、特に中国史を専門に研究。卒業後は、韓国の慶尚北道英陽郡で英語教師として滞在。再び日本に戻り、翻訳に従事。2014~2015年、フルブライト研究者として早稲田大学法務研究科で研究。2015年4月、一般社団法人日本戦略研究フォーラムの定例シンポジウム「『歴史戦』をどう闘うか」に登壇し、「ナチス・ドイツと日本帝国は同類か―東京裁判史観が偏向する所以―」と題し日本語で講演。欧米社会で定説となっている偏向した歴史認識について糺した。2016年、ウィスコンシン大学で博士号を取得。一般社団法人日本戦略研究フォーラム研究員を経て、2019年4月より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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