内容説明
素朴でかわいい修道院のお菓子、50品。
目次
第1章 春から夏へ(クレマ・カタラーナ;聖クララのドーナツ ほか)
第2章 秋から冬へ(ブニュエロ;パネジェッツ ほか)
第3章 修道女の伝統菓子(サンティアゴのケーキ;生クリームのビスコッチョ ほか)
第4章 修道女のいつものお菓子(りんごのケーキ;ビスケットのケーキ ほか)
著者等紹介
丸山久美[マルヤマクミ]
料理家。東京生まれ。スペイン家庭料理教室「Mi Mesa」主宰。アメリカ留学後、ツアーコンダクターとして世界各地をまわる。1986年からスペインのマドリードに14年滞在。現地の料理教室に通いながら、家庭料理を学ぶ。この間に、修道院めぐりを始める。帰国後、スペインの家庭料理をベースにしたレシピを紹介(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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カタコッタ
16
修道院という言葉に弱い。しかもスペインの修道院で作られているレシピなのだそうだ。素朴でシンプル、品良く丁寧に作られている。こういうお菓子を探していました❗️1584年天正遣欧少年使節がふるまわれた『マグダレーナ』が紹介されている。(マドレーヌのことでしょう)クララ会の修道女が作ったのだそうです。同じ味が再現できるなんて感動です。いい本ですよ。2021/06/26
ichigomonogatari
3
上品な感じのお菓子がたくさん。修道院では昔から美味しいお菓子を作っていたそうです。2025/06/27
テッテレこだち
3
タイトル通り、スペインの修道院でつくられるお菓子のレシピ本。写真がいかにもおいしそうで、ところどころ筆者のコラムも入る。そこまで難しいメニューはないかも。日本でもトラピスト修道院などはバター飴やクッキーで有名だが、ヨーロッパの修道院でもお菓子をつくって販売するところがあるのがなんだか新鮮。2023/06/10
ワタナベ読書愛
3
スペインの修道院のお菓子を現地で体験し、各地の修道院のお菓子を訪ね求めた筆者が紹介するスペイン各地の修道院に由来するお菓子やデザート。修道院の生活や歴史などの付随説明や、質素で趣き深い写真が修道院の中にいるような雰囲気を疑似体験できる。何故か懐かしい雰囲気があるのは、昭和の時代に洋菓子屋や料理本で見たことがある形だからだろうか。昔はぜいたく品だった材料をふんだんに使い、丁寧に作られたお菓子は、上品さや育ちのよさが感じられる。大切に作っていただきたい。心落ち着くレシピ集。アナログの良さを再発見。2021/01/19
skr-shower
2
修道院もお金を手に入れるために売り始めたのでしょうか。トラピストクッキーとか、バターたくさん!と思いながら食べていました。修道女は変化の少ない環境でできる事をして過ごすのでアルツハイマーが出現しにくいとか。昔からの暮らし方に想いを馳せながら読む。2023/11/11