なぜ彼らは北朝鮮の「チュチェ思想」に従うのか

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なぜ彼らは北朝鮮の「チュチェ思想」に従うのか

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  • サイズ 46判/ページ数 242p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784594083298
  • NDC分類 311.221
  • Cコード C0095

出版社内容情報

日本の教員や大学教授もハマり、拉致問題にも影響を与えた!!
人々を反日に駆り立てるイデオロギーの正体!

○思想における主体
○政治における自主
○経済における自立
○国防における自衛

マルクス・レーニン主義を基に金日成が確立した独自の国家理念「チュチェ(主体)思想」。
北朝鮮を支配するための思想になぜ日本人がハマるのか?
客観的な視点から論じられた初の「チュチェ思想」解説本!

韓国大統領が金正恩に「南の地の革命戦士」として忠誠を誓った誓詞文(日本語訳)も掲載!

【目次より】
第1章 チュチェ思想とは何か
第2章 チュサッパ(主思派)に乗っ取られた韓国
第3章 拉致問題の背後にチュチェ思想研究会
第4章 日本の教育界に浸透するチュチェ思想
第5章 北海道と沖縄の独立を企むチュチェ思想派

【著者プロフィール】
篠原常一郎(しのはらじょういちろう)
元日本共産党国会議員秘書。1960年東京都生まれ。立教大学文学部教育学科卒業。公立小学校の非常勤教員を経て、日本共産党専従に。筆坂秀世参議院議員の公設秘書を務めた他、民主党政権期は同党衆議院議員の政策秘書を務めた。軍事、安全保障問題やチュチェ思想に関する執筆・講演活動を行っている。主な著書に『ノモンハンの真実』(筆名・古是三春、光人社NF文庫)、『いますぐ読みたい日本共産党の謎』(徳間書店)。YouTubeで「古是三春(ふるぜみつはる)チャンネル」開局中。

岩田温(いわたあつし)
政治学者。1983年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業、同大学大学院修了。現在、大和大学政治経済学部専任講師。専攻は政治哲学。主な著書に『政治学者が実践する流されない読書』(育鵬社)、『人種差別から読み解く大東亜戦争』『「リベラル」という病』(以上彩図社)、『逆説の政治哲学』(ベスト新書)。YouTubeで「岩田温チャンネル」開局中。

内容説明

マルクス・レーニン主義を基に金日成が確立した独自の国家理念「チュチェ(主体)思想」。北朝鮮を支配するための思想になぜ日本人がハマるのか?客観的な視点から論じられた初の「チュチェ思想」解説本!!!

目次

第1章 チュチェ思想とは何か(北朝鮮の行動原理を知るにはチュチェ思想を知らねばならない;朝鮮労働党ができるまで ほか)
第2章 チュサッパ(主思派)に乗っ取られた韓国(韓国でチュチェ思想を信奉するチュサッパ(主思派)
「韓国チュチェ思想の父」金永煥と李石基 ほか)
第3章 拉致問題の背後にチュチェ思想研究会(「地上の楽園」の正体;「よど号ハイジャック事件」の犯人らを洗脳 ほか)
第4章 日本の教育界に浸透するチュチェ思想(チュチェ思想に批判的だった日本共産党;共産党が朝鮮総連と関係改善 ほか)
第5章 北海道と沖縄の独立を企むチュチェ思想派(なぜ日本でチュチェ思想が広まったのか;アイヌ協会とチュチェ思想との関係 ほか)

著者等紹介

篠原常一郎[シノハラジョウイチロウ]
元日本共産党国会議員秘書。1960年東京都生まれ。立教大学文学部教育学科卒業。公立小学校の非常勤教員を経て、日本共産党専従に。筆坂秀世参議院議員の公設秘書を務めた他、民主党政権期は同党衆議院議員の政策秘書を務めた。軍事、安全保障問題やチュチェ思想に関する執筆・講演活動を行っている。YouTubeで「古是三春(ふるぜみつはる)チャンネル」開局中

岩田温[イワタアツシ]
政治学者。1983年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業、同大学大学院修了。現在、大和大学政治経済学部専任講師。専攻は政治哲学。YouTubeで「岩田温チャンネル」開局中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

南北

43
最近ようやく語られるようになってきた「チュチェ思想」のことがわかる対談本。「アイヌ新法」や「沖縄基地問題」さらには「拉致問題」にも深い影響を与えている思想なので、無関心ではいられません。大学や元教員などにも信奉者がいるようなので子供たちへの影響も気になるところです。活動が盛んになっているのも科研費や補助金などが流れているからで利権化していることがわかります。韓国の朴正熙元大統領も共産主義者だという指摘や沖縄の人たちに共感させる部分が多いというのも興味深いと思いますした。2020/01/29

軍縮地球市民shinshin

18
チュチェ思想とは、金日成がソ連や中国に対抗する必要上編み出したマルクス主義の亜流の思想。建国当初、北朝鮮は金日成の独裁ではなく、ソ連派、中国派などの派閥との「合同」であった。それを朝鮮戦争の責任やら何やらと難癖をつけて粛正し、60年代末期ごろに金日成の独裁が確立した。それが三代続いている、これが現状らしい。チュチェ思想は日本にも深く潜入しており、古くから左派の大学教授などに浸透している。沖縄大学と琉球大学にだいぶ多いという。2020/01/07

lily

10
スターリン批判でソ連が平和共存を打ち出し、中国の毛沢東主義とも対立が明確化すると、北朝鮮では自主自立こそ生き残る道と考え「主体(チュチェ)思想」を生み出した。この思想が韓国や日本における北朝鮮賛美など今も勢力を持つことに恐怖する。「地上の楽園」を求めた帰国事業とよど号事件の狂気に加え、拉致問題は北朝鮮在住の日本人の花嫁探しにあることも初耳。「北朝鮮では金日成が13歳で『資本論』を読んだと言うけど、日本語出来ないと駄目ですよ。当時朝鮮語訳はなく日本語訳しかなかったから」という冷静なツッコミに笑ってしまった。2022/12/20

jj

10
元年刊。元日本共産党議員秘書篠原氏、政治学者岩田氏。地上波では報道されないが、韓国で大規模な反文政権デモが起きているという。同時に反チュチェ思想をデモ隊は唱えているという。興味本位で読んでみたが、闇が深すぎる。共産国、左派に大きなコネクションのある、篠原氏のレポートは、出典も明記されており、しっかりとした本人の取材もあり、虚実とは思えない気がする。今後チュチェ思想関連情報に注目していきたい。2020/01/03

梅干を食べながら散歩をするのが好き「寝物語」

8
短波「チョソン(朝鮮)の声放送」を聴くとよく耳にする言葉「チュチェ(主体)思想」。両著者は、この思想がいかに危ないかを語り、これが韓国の政党や日本の諸団体にすでに浸透している事例を紹介している。日本共産党と北朝鮮、周辺共産国との関係や、金親子独裁体制維持のためのチュチェ思想の概要についてよくわかる。しかし読むほどに、朝鮮半島や沖縄、アイヌの人々に対する基本的な「敬意」が本全体から欠落しているのでは無いかと思うようになった。「ヘイト本」或いは「トンデモ本」の一種かもわからないと感じた。発行元は育鵬社である。2020/08/08

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