出版社内容情報
上野樹里と時任三郎が親子を演じる2019年7月クールの月9ドラマ『監察医 朝顔』のノベライズ。実業之日本社より刊行されている漫画版に少しアレンジを加え、遺体から見えてくる真実、父と娘の関係、東日本大震災、主人公の母の行方などさまざまな物語が交錯するドラマが活字化される。
内容説明
ある日、新米法医学者・万木朝顔が勤務する興雲大学法医解剖室に、管轄エリア内の野毛山署に異動したばかりの刑事の父、平が女性の遺体の解剖依頼に訪れた。発見されたのは倉庫だったが、溺死と思しき結果が出る。朝顔は真摯に遺体と向き合い、平は女性が殺された現場を突き止め遺留品捜査を徹底することで、事件解決へと近づいていく―。遺体から見えてくる真実を追究する日々を送りながらも、二人は2011年に起こった東日本大震災で行方不明になった母を忘れられないでいた…。さまざまな物語が交錯する法医学ドラマ。