出版社内容情報
冒険小説の王者カッスラーが贈る〈オレゴン・ファイル〉シリーズ最新刊!インドのアショカ王によって結成され、2001年にわたって世界の闇を支配してきた秘密組織「九未知会」の内部抗争と、スーパーコンピュータをめぐる争いに、ファン・カブリーヨ船長とオレゴン号の仲間たちが巻き込まれてゆく!
内容説明
2000年の悲願を叶えるべく野望に燃える秘密結社、その名は“無名の九賢”―紀元前のインドを治めたアショーカ王に由来する組織だ。彼らはメンバー9人の巨大な権力と資本力を背景に、人類救済のための極秘計画“コロッサス”をいまにも実行せんとしていた。一方、“九賢”で唯一計画に反対するメンバーは、これに対抗すべく衛生兵器“金剛杵”システムをついに発動する!カブリーヨたちは世界滅亡の危機を回避することができるのか?シリーズ屈指の壮大な規模で展開する海洋冒険小説の最高峰!
著者等紹介
カッスラー,クライブ[カッスラー,クライブ] [Cussler,Clive]
テレビ業界から作家に転身、1973年に架空の組織NUMA(国立海中海洋機関)に所属する特殊任務官ダーク・ピット・シリーズ第1作『海中密輸ルートを探れ』で作家デビュー。以後、同シリーズをはじめ、作品は世界的ベストセラーとなっている。印税をもとに実際にNUMAを設立し、多くの沈没船や行方不明船を発見している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Richard Thornburg
21
感想:★★★★ 下巻に入って小説とは思えない、かなりリアルな恐怖感・・・ それ故にリアルで面白さは満点でした。 カブリーヨをはじめとするおなじみの面々に加え、前作で登場したレイヴンも大活躍! でも、今回は少々勝手が違ったようで、オレゴン号の能力をフルに発揮できないところが一番緊張します。 多くは語られませんが、コンピュータの自動制御をOFFにして手動操作で動かせるようにするように改造するのって、エンジニアの立場の人間からすればとてつもない難関が待ち受けていたと容易に推測できるんですよね。 2020/07/03
ゆーかり
14
テレビ/映画で海洋冒険アクションものを見ているようだった。なので悪者はやられて悪の計画は失敗し、主人公側は無事に乗り切るのだろうなと。と言ってもマイナス意見なのではなく、普段この手のものを読まないだけで、映像で見たら迫力もあって面白いのだろうと思う。AI が発達して意思を持ったらというテーマ。 訳語については「合点承知の助」もちょっとびっくりしたけれど、ずっとマクドと呼ばれている仲間の名前がまるで「ク」にアクセントのついた関西弁みたいで気になって、調べたらMacD(マックディー)だった。すっきり。2023/03/12
ゆーぼー
10
同じ無名の九賢でありながら、マリクとカールトンは敵対している。 普通、敵の敵は味方と言われるが、コーポレーション、いや、人類にとって双方が敵なのだからややこしい。 マリクの金剛杵衛星の打ち上げを阻止しようと試みるものの、全てのプランを使い果たし、諦めかけたカブリーヨ達だが、マーフィーが見つけた奇策で一気に形勢逆転した。 かつて無い壮大なスケールとなったこの作品は、かなり面白い。2019/06/21
コブタ
3
ちょっと間が開いて下を読了。カブリーヨ会長とコーポレーションの活躍は、スケールが大きく、ロケットまで登場。ターミネーターの世界を想像してしまった。2019/09/03
あさひなる
2
いつもながらの際どい任務を次々とやっていくんだなぁ 本家のダークピットシリーズより何よりカブリーヨ率いるコーポレーションの面々が好きだわ しかしどちらが生き残っても恐ろしい世界が待ってると言う今回のお話 コンピューターやスマホが使えなかったらどうなるんだろう(。• ̀д•́) 人 (•̀ω•́ )バルスッッ!!!2022/09/25