目次
不信任決議案を提出した7つの理由
災害対応よりカジノ法案を優先した安倍政権は信任に値せず!
不信任の理由その1 高度プロフェッショナル制度の強行
不信任の理由その2 カジノ法案の強行
不信任の理由その3 アベノミクスの失敗
不信任の理由その4 政治と社会のモラルを低下させるモリカケ問題
不信任の理由その5 ごまかしだらけの答弁。そして民主主義を無視した強行採決
不信任の理由その6 行き詰まる外構と混乱する安全保障政策
不信任の理由その7 官僚システムの崩壊
未来と過去に対して謙虚な姿勢を
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京都と医療と人権の本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
サンダーバード@読メ野鳥の会・怪鳥
99
2時間43分に渡る枝野氏の大演説。安倍内閣が不信任たる7つの理由を挙げた不信任決議案。①高度プロフェショナル制度の強行。②カジノ法案の強行。③アベノミクスの失敗。④モリカケ問題。⑤民主主義を無視した強行採決。⑥混乱する安全保障政策。⑦官僚システムの崩壊。なるほど納得な内容である。しかも、これだけの演説を原稿を読むことなく要点のメモ書きのみで行ったというのは賞賛に値する。だがしかし、与党にこれだけの失点があっても政権交代がならない。自民党に任せた方がまだマシという世論があると事実を肝に命じなければならない。2018/08/21
♪みどりpiyopiyo♪
66
ねね、「ご飯論法」って知ってる? 「信号無視話法」は?(答えはコメント欄に↓) ■話題の本を読みました。先の国会で行われた演説が注目を集めて緊急出版されたものです。演説の全文と丁寧な注、優れた解説が、政治に明るくない人にも理解を助けてくれます。■枝野さんは政権批判を目的化するのではなく、本来の民主主義を機能させるために何が大切かの根本へ立ち返り、議会制民主主義とは何か、議員内閣制とは何か、国家とは何か、政治とは何かを余すところなく述べているので、政治的な立場を超えて、みんなにお薦め。(2018年)(→続2018/09/23
樋口佳之
55
国政選挙で協定文書にのっとった共闘関係を、共産党を含む形で作り上げるのは画期をなす話で、立ち位置から見れば立憲民主党の方が一番苦労されているはず。明日から投票日までの成功をお祈りしつつ積ん読解消。/少数意見を納得させようという意思もない多数決は、多数決の濫用です。/御意/保守の本質は何か。それは、人間とは不完全な存在であるという謙虚な人間観であります。/ここは常々疑問で人間の不完全性への認識を保守の独占物にして欲しくないなあと思う。認識論上は当然至極の話なのだし。2021/09/07
たまきら
43
周囲でも話題になっていたこの演説。FBで友人が動画リンクを貼ってくれたりしたけれど結局一部しか見ていないので、大変参考になった。読むのが遅くなったのでこれは古いかな…などと思いつつ読みはじめ、わかりやすさにうなってしまった。枝野氏が用意したメモ以外画像は一枚もない地味な冊子だが、一読に値する本だ。汚職、失言、職権濫用。どの政権でもあることかもしれない。けれども安倍政権ほどマスコミを抑え込み、その発言力を奪った政権はない。この軽々とした冊子を手にしたとき、その事実に呆然とした。2019/01/26
ぴーすけのパパ
36
動画を見たときとは違った迫力というものを感じました。保守主義、民主主義、多数決の原理、議院内閣制、三権分立など、断片的に知っていることが、国会審議という場面でそれぞれがどう関わっているのかを知ることができたように思います。その意味で、国会のあり方を考える「教科書」なのかもしれません。 また、野党の役割についても認識を新たにしました。巻末の解説で、田中信一郎氏が指摘しているように、マスコミを鵜呑みにするのではなく、「国会パブリックビューイング」などによって、国会で何がどう議論されてのかを監視する必要がある。2018/08/16