日本人なら知っておきたい日本

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 236p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784594080518
  • NDC分類 210.04
  • Cコード C0095

出版社内容情報

はるか縄文の昔から
日本に一貫するもの、
それは「円の思想」だった!
? 自然を大切にする
? 人間を大切にする
? 明るい気持ちをもって人生を楽しむ


神さま、神道、仏教、しきたり、天皇、武士……。
「円の思想」を中心テーマとして、
歴史を縦軸に、文化を横軸に、
歴史学のプロ中のプロが、
さまざまな角度から、
日本とは何かに迫る!


神道と仏教、公と私、女系と男系、血と智、漢文と仮名文、農耕民と海洋民、 
朝廷と幕府、国と藩、自己と他者、同調と傑出、排他と寛容、自然と人工……。
2本柱が螺旋(らせん)のようにからみ合う、「日本」の遺伝子―――
両面価値的均衡を保ちながらも、常に新しいモノを取り込み、貪欲に呑み込み、
すべてを「日本」に変えていく!


武光 誠[タケミツマコト]
著・文・その他

内容説明

縄文の昔から「日本」に一貫するもの、それは「円の思想」だった!(1)自然を大切にする、(2)人間を大切にする、(3)明るい気持ちをもって人生を楽しむ。神さま、神道、仏教、しきたり、天皇、武士…。「円の思想」を中心テーマとして、歴史を縦軸に、文化を横軸に、さまざまな角度から、日本とは何かに迫る!

目次

第1章 縄文が育んだ「円の思想」―日本はどこから始まったのか?日本人とは何だったのか?
第2章 航海民の時代―日本は海洋国家 古代の日本と他国の境界は海ではなかった
第3章 渡来人と日本―渡来人と外国人は同じではない
第4章 「日本化」のダイナミズム―ツールと情報が同じでも同じ文化の国にならない日本
第5章 「複眼的」日本人―二面性をもつダブルスタンダードの国だが裏表ではなかった
第6章 日本人の生き方―個性がない個人がないと言われるが 融合していく日本人
終章 日本の心―「円の思想」を変質させてしまうもの

著者等紹介

武光誠[タケミツマコト]
明治学院大学教授。1950年山口県生まれ。東京大学文学部国史学科卒業。東京大学大学院博士課程修了。文学博士。歴史哲学、比較文化的視野を用いた幅広い観点から、日本の思想・文化・歴史の研究に取り組む一方、飽くなき探究心で広範囲な分野にわたる執筆活動を展開している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tamami

59
著者は、第一章第一節において、縄文時代に端を発した、イエやムラ、縄文土器の形に顕著に認められる「円の思想」が後の神道へと発展し、日本人及び日本文化を形成してきたと記す。縄文人は、自然を、人間を大切にし、明るい気持をもって人生を愉しむ事で、精霊の恵みを受けられると考えた。一万年以上にわたる縄文時代を経て、自然は人の力を克服するものではなく、あるがままの姿として受け入れることが大切であり、「人は誰もが善人である」という発想も取るようになってきた。第二節以降、縄文人の出自から「村社会」を形成するまでに発展してき2024/03/27

Chicken Book

4
「円の思想」日本人が日本人である根源を探る一冊。自然との調和、公と私の捉え方、性別や身分の考え方、、、西洋の文化に触れてしまったことが今の日本を大きく狂わせてしまったんだなと考えさせられる。ただ、それでもやはり我々は日本人であることはやめられないなと思う。2021/08/10

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/13095662
  • ご注意事項