出版社内容情報
終活を自分でなんとかするという思い込み、
じつはそこに落とし穴があるのです。
葬儀や弔いの?意味?を知らないまま「終活」を行うと、
遺された家族はもちろん、
自分自身にも?重荷?を強いることになりかねない?
檀家制度が成り立たなくなりつつあるいま、「うちの葬儀のやり方」が機能しなくなり、家族葬、樹木葬、散骨……選択肢ばかり増え、たくさんの人を迷わせています。「家族のために」と行った終活がかえって家族に迷惑をかけてしまう……。そんな悲劇を招かないために必要な仏教にまつわる、そして弔いに関する知識を説いていきます。
本書は日本独自の「神仏和合」=修験道の僧侶が、日本ならではの死生観、弔いのこころ、そして仏教の基本的なことを説いた本です。思索で仏教を理解したうえに、修行で仏教を体得した著者の解説は私たち日本人の魂に響き、古来から綿々と続く死生観に関してストンと腑に落ちるものがあります。まさによく生き、良く死ぬための道標となる書です。
主な内容
●日本独自の葬式仏教
●弔いの本質から離れてしまった終活?
●よく生きることを学ぶのが葬式
●仏教が難しいのは当たり前、なぜなら……
●「自分が仏になる」、それが仏教の大きな特徴
●悟る前に人を助ける
●日本で変容した仏教
●父を仏教、母を神道とする修験道
●江戸時代の檀家制度はいまの日本で継続できない!?
●野球選手が三かする護摩行ってなに?―――etc.
田中 利典[タナカリテン]
著・文・その他
内容説明
日本の仏教丸わかり!終活を自分でなんとかするという思い込み、じつはそこに落とし穴があるのです。葬儀や弔いの“意味”を知らないまま「終活」を行うと、遺された家族はもちろん、自分自身にも“重荷”を強いることになりかねません。家族や親戚、知人に迷惑をかけたくないという願いから終活を始めるのに、これでは本末転倒です。
目次
第1章 葬式仏教のどこが悪い!?―終活の前に仏教をおさらい!(日本独自の葬式仏教;葬式はなんのためにするのか?弔いの本質とは?;弔いの本質から離れてしまった終活? ほか)
第2章 仏教とはなに?―まず信じることから始めよう(「仏教」とは、第一に「仏の教え」;お釈迦さまの生涯を簡単におさらい;「信解」の姿勢が大切 ほか)
第3章 日本の仏教―優婆塞信仰のすすめ(仏知見を悟らしめる;日本で変容した仏教;見えない多神教と見える多神教との出合い ほか)
巻末付録 お寺に行きたくなる八つのコラム
著者等紹介
田中利典[タナカリテン]
昭和30(1955)年、京都府生まれ。京都・綾部市の林南院住職。昭和54年、龍谷大学文学部仏教学科卒業。昭和56年、叡山学院専修科卒業。平成13(2001)年、金峯山修験本宗宗務総長と、金峯山寺執行長に就任。帝塚山大学特定教授、日本山岳修験学会評議員なども務める。金峯山寺長臈、種智院大学客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はちめ
Minyole
トラッキー
りうかん
kaede0914