内容説明
家族が笑うとボクも笑う。そんな小さな笑いが唯一の救いだった。父と過ごすことで、私は日常を反芻しているのだと思う。重度くも膜下出血からの生還。家族の新しい“日常”のはじまり。
目次
第1章 パパが飛行機の中で倒れて意識不明なんだって。(ソレは突然、やってきた―頑張りすぎないで、少しはずる休みをしろよ;父は「ねてる」人だった―気にすることはないんだからね ほか)
第2章 くも膜下出血発症から83日目。リハビリ病院へ。(リハビリ病院への転院―ボクはリハビリがきらいだった;転院して消えた笑顔―病院食になくて給食にあるもの ほか)
第3章 自宅療養へ向けて、リハビリ病院からふたたびの転院。(迫られる、リハビリ病院“後”―どんなつらいときでも晴れはくる;新たな病名は「高次脳機能障害」―聞きたいのなら、ボクを見ろ ほか)
第4章 1年ぶりに、父がいつもの場所に帰ってきた。(長い旅を終えて―あの不安はもうない;トイレで用を足すという感動―救いの言葉 ほか)
著者等紹介
神足裕司[コウタリユウジ]
1957年、広島県生まれ。慶応義塾大学在学中からライター活動を始め、1984年、渡辺和博との共著『金魂巻』がベストセラーに。コラムニストとして、雑誌やテレビ、ラジオ、CM、映画などで活躍。そのさなかの2011年9月3日、重度くも膜下出血に倒れる。2回のリハビリ病院転院を経て、2012年9月に退院。現在は自宅でリハビリを続けながら、執筆活動を再開
神足祐太郎[コウタリユウタロウ]
1987年、東京都生まれ。神足裕司の長男。父親が倒れたことによって、24歳のときにケアの当事者となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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nyaoko
貧家ピー
チョビ
arisaka
しゅんぺい(笑)